「境界知能の子はどうすればいいのか」について、正直に語ります

皆さん、こんにちは。斉学舎代表の斉藤です。

前回に続いて、「境界知能の子はどうすればいいのか」について、正直に書きます。
(「境界知能」とは、IQが70~84。人口の14%、クラスに5人ほどいる、勉強の苦手な子。)

正直に、忖度・営業無しに書きます。異論反論もあるかと思いますが、私の正直な考えです。

まず、境界知能と言っても千差万別ですので、一言では言い表せません。
また、発達障がい・学習障がいを持っている場合もあります。
ですから、本当に大雑把な、ざっくりとしたものだと思ってください。

<まず、テストの点数について>
1,境界知能の中でも学力上位層(IQ80~84のイメージ)は、
全力で頑張れば、平均点は取れるかもしれません。
中学生で、30点台だった子が、50点台へ上がります。
小学生では、50点台だった子が、80点台へ上がります。
(小学生の80点は中学生の50点です)

2,学力下位層(IQ70~79のイメージ)は、
頑張っても平均点に届きません。
中学生では、10点台が20~30点台に上がります。
小学生では科目や範囲にバラつきがあり、
50~80点になります。

どちらも、一番の問題点は具体的な点数よりも、低い点数による「自己肯定感の低下」です。
さらに、そこに親御さんから、
「ちゃんと勉強しなさい!」
「このくらい覚えられるでしょ!」
と追い打ちがかかることもあります。

そのため、
「どうせ頑張っても点数取れない」
「私勉強苦手だから」
と考えるようになり、努力すること自体を止めてしまいます。

 

<対処法・勉強法について>
暗記力、理解力自体が低いので、繰り返し何度もやらないと理解できません。
しかし、いわゆる「知的障がい」ではないため、公的な支援は得られません。
そのまま成長すれば、同年代の学生と同じ土俵で就職活動をしなければなりません。
なかなか厳しい道のりですが、いくつか対処法があります。

1,まずは、検査を受ける
テストの点数が、小学校で40~75点、中学校で30点程度の場合は、
境界知能や学習障がいの可能性があります。
検査を受けることで、ふわっと「勉強が苦手」なのではなく、
「耳からの情報取得が苦手」
「短時間集中はできるが、長時間は難しい」
など、具体的な情報や対処法が手に入ります。
正直、1ページ目に書いてある検査結果の数値よりも、
2ページ目以降に書いてある「検査者の所見」の方がとても役に立ちます。

2,(愛の手帳)障がい者手帳を取得する
正直に言うと、IQが70に近い場合は、手帳を取った方が圧倒的に楽です。
放課後デイや就労移行支援、相談支援など、多くの公的支援が受けられます。
一番は、公務員や大企業の「障がい者雇用」の枠に応募できることです。
(正直、美術館や映画館の割引などは些末なことです)
詳細は、「自治体の障がい者福祉課」や「各地の相談支援事業所」へご相談ください。
江戸川区のことであれば、03-6661-4835(斉藤)までご連絡いただければ、面談にて対応致します。

3,一芸特化する
もし手帳が取れない(IQ高め)の場合は、お金が稼げて、かつ自分ができることに特化しましょう。
学力よりも性格で判断した方が良いかもしれません。
体育会系の雰囲気が平気なら、建築など工業系(この後人手不足になる業界です)
一人でコツコツ作業するなら動画編集など情報・デザイン系。
スポーツ関係が得意なら理学療法、柔道整復師など。
大事なのは、「本人の好きなこと」で判断しないことです。
「好きなこと=遊ぶこと」となりがちなので、
「好き嫌い」よりも「出来る・出来ない」で判断すべきです。

 

斉学舎(アイフォーム)では、勉強が苦手なお子様の相談を受け付けております。
ご不明な点がありましたら、お問合せフォームよりご連絡下さい。