保護者の方にご存じいただきたいこと

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(新規ご入塾ご希望の方は、まずこちらをご覧ください)

①葛西の中学校で「80点・通知表の4」を取ることの大変さ(中学生)

下の写真をご覧ください。葛西三中の数学と西葛西中の社会の定期試験(2022年11月)の点数分布です。
葛西三中は、80点以上が10人、平均点は38点でした。西葛西中は、80点以上が9人、平均点40点です。葛西三中では、20点未満が学年240人中58人でした。このようなことがザラにあるのが、葛西の公立中学校です。
なお、小学校のテストの平均点は85点ですが、中学校のテストの平均点は40~60点が多いです。
小学生と同じ努力では30~40点下がります。最近の中学生の試験は、それほど大変なのです。

 

②小学校と中学校の英語について(小学生・中学生)

小学校の英語では、小6までに700弱の単語を覚えることになっています。しかも、教科書には中1範囲のほとんどと、中2範囲が少し載っています。小学校では、文法の解説無しで、フレーズの暗記が要求されます。つまり、中1になった時には「書きと文法はいらないけど、5W1Hや一般動詞のフレーズは暗記済みだし、単語は700個読めて意味が言えるよね?」と先生に思われています。
およそ、小学生のうちに英検5級範囲の完全理解(単語は書き取り含めて暗記、文法も完全に使いこなせる)が必要とお考えください。

 

③「勉強法」よりも大事なモノとは?(小学生~高校生)

勉強の苦手なお子様は、「勉強法」を教えても、【実践】しないことが多いです。
そして、【実践】できないお子様の多くは、
・睡眠不足、部活で疲れて、授業中寝てしまう
・学校の授業を聞いておらず、試験範囲もわからない
・学校や家での出来事で、精神的に不安定
などの問題点を抱えています。
斉学舎では、「勉強法」を【実践】出来るようになるまでトレーニングをします。ご家庭では、体調管理とメンタル管理にご協力ください。是非、斉学舎と二人三脚で、お子様の成績をアップさせましょう!

 

④勉強と部活の両立について(中学生・高校生)

平成29年の全国学力・学習状況調査によると、一番成績が高いのは、部活の時間が2時間未満のグループです(一番低いのは、部活3時間以上と部活0のグループ)。左の写真は、「学力が高い県ほど部活時間が短い」というデータ。右の写真は、「学力が高い生徒ほど、部活と勉強を両立できる」データです。
【今、勉強と部活を両立できていない】のであれば、部活を減らすか、余暇の時間を減らしましょう。なお、精神的な休息のために余暇が必要な場合は、部活を減らすか、学力的な目標を下げましょう。

 

⑤私立高校一般入試の大変さ(中学生)

※中堅校こそ大変!
偏差値55=中学校の80点!

私立高校の一般入試は、極めて難しいです。特に、「中3夏から真剣に進路を考え、都立よりも私立の方に行きたくなり、でも単願推薦の内申は取れていない」という場合が一番困難です。
多くの場合、「受験案内」を見て「倍率が1.1倍程度なら合格する!」など、倍率の低さから「夏からやれば受かるのでは!?」と誤解しがちです。

下の写真をご覧ください。左は、関東第一高校(偏差値55程度)、右は、錦城学園(偏差値50程度)の受験案内のページです。関東第一高校のGコースは、「併願優遇」の倍率が1.0。「一般受験」の倍率は6.3です。これは、「併願優遇」と「一般受験」の別々に表記してあります。
錦城学園の方は、「一般受験」の倍率が1.1です。これは、「第一・併願優遇・他」を一つの欄に合わせて表記しており、何人が「併願優遇」で、何人が「一般受験」かが、書いてありません。そのため、合格者の中で何人が「一般受験」なのかは、推測するしかありません。
しかし、関東第一高校Gコースは、併願の合格者が718人に対し、一般の合格者は9人です。中堅高校は、一般受験の枠が非常に狭いことが予想されます。[

 

また、倍率だけでなく、試験問題も難しいです。
下の写真は「二松學舍大学附属高校」の試験問題です。偏差値は55程度です。
このレベルの入試問題の対策をするには、一番標準的なテキストである「新中学問題集」などが適しています。このテキストのレベルは、都立高校でいえば城東高校レベル、学校のテストでは80点程度です。
つまり、「中1範囲から、学校の試験で80点を取っていた」もしくは、「中1・2の頃は点数は低かったが、今では中1~3まで全範囲80点以上が取れる」ことが必要になります。
ちなみに、数学では「等差数列の一般項」や「円錐の側面籍の公式」など、学校では習わない公式まで必要(中1~3全てにおいて)です。もちろん、英語や国語も、同様の難しさです。私立高校の一般受験は、中1・2の頃から準備するか、必要な内申を取って、単願推薦や併願優遇での合格を目指しましょう。

 

⑥大学入試の一般受験で、MARCHに入るための勉強時間(高校生)

下の写真は、大学受験大手予備校、東進のデータです。難関大学の合格者、不合格者の勉強時間を表したものです。MARCH以上に合格したければ、3年間で4100時間、日東駒専なら3000時間の勉強が必要です。

 

⑦高校入試は、途中経過に過ぎない(中学生・高校生)

高校入試は、大学入試など将来への途中経過です。そのため、もし大学受験をしないのであれば、偏差値よりも、本人に合った(通いやすさ・雰囲気等)学校選びが重要です。
また、大学受験をするのであれば出来る限り進学実績の良い高校に合格したいですが、多少の偏差値の違いよりも、出来る限り早く大学受験を意識した勉強をする方が大事です。
高校の偏差値が高い生徒が合格するのではなく、「上記の3000~4100時間の勉強した者が合格する」のです。

以下の写真は、斉学舎に中2の時に入塾し、グループコースで高校受験し、その後大学受験に臨んだ生徒の成績です。都立高校入試が終わった直後から、大学受験勉強を始めました。二人とも東葛西中出身で、左がT君、右がM君です(2022年現在、高校3年生です)。
中2の頃の偏差値は、T君が41、M君が53でした。二人とも、高1の間に英語は高3まで全範囲学習しました。だからこそ、下の写真のような偏差値が取れています。「高校の偏差値よりも、高1からの受験勉強!」です。