成績低い子の暗記方法の特徴とは!?(中学生)

皆さん、こんにちは。斉学舎代表の齊藤です。

今日は、「成績低い子の暗記方法」について書きます。

さて、斉学舎には勉強が苦手な子が集まるわけですが、そもそも「なぜ勉強が苦手」なのでしょうか。

苦手な子は口をそろえて「だって覚えられないんだもん!」「数が多すぎだよ!」と言います。

でも、実際に覚えられる子はクラスに多数いるわけで。

「覚えられる子」「覚えられない子」の違いはどこにあるのか、実例をもとにして書きます。

先日あった地元にある区立葛西中学校の学習確認テスト(中間テストのようなもの)で、国語の試験が
【漢字100題だけ】
というものでした。

試験範囲は、事前に渡された200個の漢字。A3プリント裏表にびっしりです。

漢字は書いて覚えるだけだからね!練習ちゃんとしなよ!と声掛けを複数回実施(私は数学担当なもので)。

その結果はというと、、、

Aさんは99点!
「1個間違えた!くやしい!」とのこと。

B君は52点、、、
「あれ~う~ん~」

後日、B君にどんな勉強をしたのか聞いてみました!

①試験6日前に、200個の漢字を、最初から最後まで1回ずつ書く。
②もう一回、最初から最後まで、1回ずつ書く。
③次の日に、チェックテストを1回。6割書けた。
④チェックテスト後、×だった字の横に、赤で答えを書いた。
⑤テスト直前に200個の漢字を「見た」
⑥テストは52点だった、、、

うん、そりゃそうだよね!!

が聞いた時の感想。

ちなみに、平均点は5~60点(クラスによって違う)とのこと。

つまり、B君のような生徒は珍しくないということですね。

 

もちろん、この後B君の数学授業は急遽「暗記の勉強方法」の授業に変更。丸1時間かけました。

ちなみに、私が推奨する暗記方法(漢字や英単語など)は、
①1つ目の単語を5回書く
②すぐに隠して書けるかチェック
③書けたら次の単語・間違えたらまた5回書く
④次の単語も5回書いて、1回チェック
⑤5つ単語を練習したら、その5個をチェックテスト
⑥全部できたら6個目の単語へ・間違えていたら5回書き&チェック
⑦最後まで終わったら、全部をチェックテスト
⑧間違えた単語をまた5回&チェック

覚えるまで何度でも繰り返します。
もちろん、「惰性で書いているだけ」にならないよう注意しましょう。

 

「覚えられない!」という生徒のほとんどは、上記のような練習を「ただやっていないだけ」です。

苦手な子に「このやり方でやりなよ!」と諭しても無駄なことが多いです。
実際にやるの、大変なので。

目の前で実際にやらせて、覚えさせて、手が止まらないかチェックして。
これは、グループ授業で一斉にやった方が効果的です。

ぜひ、小5~中1の間には身につけましょう!

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