新中1必見!「部活を頑張る」と「部活が出来なくなる」危険性アリ⁉

皆さん、こんにちは。斉学舎代表の斉藤です。

突然ですが、
「部活(クラブチームも)が好きだから」

「部活をたくさん頑張り」

「結果として部活が出来なくなる」
という、三段論法のできそこないのようなお話についてです。

主に、今度中学生になる、今の小学校6年生のご家庭向けに書いています。
(中学1,2年生で、これと似た状況になってしまった場合の対応策も追記します)

実際に、斉学舎ではこんな生徒が毎年います。

個人の特定を避けるためにフェイクを交えて書きますが、おおよそ以下のような状況です。

例1)
中学生で、サッカー部に入って頑張っていたら、学校の内申に2が複数個ついた。
中3になってから慌てて頑張ったが、小学校の頃から運動好きで勉強習慣があまりなかったため、
「中3範囲の解き方」はわかってていても「小学校範囲の知識不足」のせいで間違える。
「5科目分の中3の勉強をしつつ、小5~中2の復習」をしたくても、集中力・暗記力・理解力が足りず身につかない。
そのため、高校入試で、志望校の選択肢がほとんどなく、サッカー部のある希望の高校へ行けなさそう。

例2)
中学校で陸上部を中心の生活を送り、学校のテストでは何とかギリギリ4,50点。
提出物などはちゃんとしていたので、オール3は取れていた。
スポーツ推薦で都立高校に上がったが、高校入学後、部活中心の生活をしていたら、
学校の勉強についていけず、赤点を取った。あと少しで留年と言われたが、今さらやる気が出ない。
頑張ろうとしても、中学生の時にその場しのぎの試験勉強でギリギリオール3だったため、中学範囲もわからない。
部活が忙しすぎて「高校の赤点回避を頑張りつつ、中学範囲の復習」も無理。

さあ、この二人、どうしましょう?
それぞれ、中3と高1ですが、ここから挽回できるのか。正直、一度こうなってしまうと塾に出来ることはあまりありません。
何とか目先のことを頑張らせるしかありません。

<対応策>
小学5,6年生でスポーツ好き、将来部活もやる予定という子の場合。
まず、「小学校のテストでは100点を取る(目指す)のが当然」という意識を、親子とも持ちましょう。
小学校の平均点は85点、中学校の平均点は35~60点です。
小学校で80点程度では、中学校では通知表に2がつく危険性が高いです。
算数は、=を縦に揃えるなどの式の書き方を身につけ、面積体積の公式などを即答できるように。
英語は、英検5級レベルの文法を身につけ、5級単語は全て「書けるように」しましょう。
社会は、都道府県や県庁所在地、雨温図の見方、世界の国名20個、歴史上の人物の暗記など。
おおよそですが、この程度が「出来て当然」として中学校の授業が始まります。

中学1,2年生で、既に運動部で頑張っている場合。
とにかく毎日、部活後に勉強する習慣をつけましょう。
どんな高校でも、単位を落とすと留年になります。
また、最近のスポーツ推薦は高めの内申を要求してくることが増えています。
(9科目30~36程度)
全科目頑張ることはもう不可能なので、まずは自分のやりやすい科目を選び、
「1科目につき、週10時間」勉強しましょう。
その際は、「間違えた問題、知らなかった事柄」を出来るようにすることが勉強だと心がけましょう。

皆さん、いかがでしたでしょうか。

是非、部活と勉強を両立できるよう、頑張って下さい!

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