「主体的に学習に取り組む態度」を上げる方法とは/葛西の塾【斉学舎】

こんにちは、斉学舎代表の斉藤です。
今回は「主体的に学習に取り組む態度」と、それを支えるメタ認知能力」についてお話しします。
(ちなみに、「主体的に学習に取り組む態度」は、公立中学校の通知表の1項目で、昔で言うところの「関心・意欲・態度」です。)

<主体的に学習に取り組む態度とメタ認知能力の関係>
皆さんは、「メタ認知能力」というものをご存じでしょうか。メタ認知能力とは、自分の状況を客観的に捉え、必要に応じて調整できる力です。
「本当にこれでいいのか」「思い違いをしていないだろうか」と、一段高い位置から冷静に問い直しをする「もう1人の自分」がいるようなイメージです。
ざっくりまとめて言うと、「メタ認知能力が高い子」=「(大人から見て)良い子」です。
メタ認知能力が高い子は、そのまま「主体的に学習に取り組む態度が高評価」と言い換えても良いでしょう。

メタ認知能力が高い子について、もう少し具体的に書いてみましょう。
公立の小学校高学年~中2頃までをイメージして下さい。
・中学校の担任が性格的に合わないが、それと「先生の話す内容の正しい・正しくないは関係ない」と判断できる。
・定期テストで100点を取るために、「自分に何が足りないか」を考えることができる。考えて解らなければ相談できる。
・友達に挨拶しても返事が無かった時「相手にも何か事情があったのでは」と相手の立場に立って考えられる。
ほら、とても「良い子」な感じがしてきませんか?もし自分が先生なら、高い評価をつけたくなるでしょう。

内申に関係なくとも、勉強の際、メタ認知能力が高い生徒は、自分の学習スタイルを調整し、成果を上げるための工夫ができるため、
単に知識や思考力が高いだけでなく、学習そのものに対する取り組み方が柔軟で前向きです。
そのため、斉学舎では、生徒たちが「どうすればもっと良い学習ができるか」と自分で考え、取り組めるようなサポートをしています。

<メタ認知能力の伸ばし方>
では、具体的にメタ認知能力をどう伸ばしていけば良いのでしょうか?以下にその方法をいくつかご紹介します。
主に、斉学舎の個別指導で行うことが多いですね。

1,学習目標を設定し、振り返りを行う
まず、勉強を始める前に「今日の学習目標」を立てましょう。例えば「この問題集を○ページ解く」「この単元の理解を深める」といった具体的な目標です。
学習が終わったら、その達成度を振り返り、「何ができて、何ができなかったか」を自己評価します。
斉学舎では、この振り返りをサポートし、生徒が自分の達成度を把握できるよう指導しています。

2,エラーから学ぶ
解いた問題が間違っていた場合、その理由を分析する習慣をつけることが重要です。
単に「間違えた」と落ち込むのではなく、「なぜ間違えたのか」「どうすれば次は正解できるか」を考えることで、自己改善につなげます。
斉学舎では、間違えた問題に対してもポジティブに向き合い、改善の方法を見つけ出す力を養います。

3,自己チェックリストを作成する
学習後に、自分の理解度や課題達成度を自己チェックするためのリストを作ることも効果的です。
この内容はどれくらい理解できているか?」「自信が持てない部分はどこか?」といった項目を定期的に確認することで、自分の成長や課題が見えてきます。

4,第三者に説明してみる
学んだ内容を他人に説明してみることもメタ認知能力を鍛える一つの方法です。
他人にわかりやすく説明することで、自分の理解がどの程度深まっているかが明確になります。
斉学舎では、ペアワークやディスカッションの機会を設け、生徒同士が説明し合うことによって、お互いの理解を深め合う環境を作っています。

メタ認知能力は、一朝一夕に高まるものではありません。
それでも、長い時間、根気よく働きかけることによって高めることは可能です。

お勉強でお悩みの方は、是非一度斉学舎へお問合せ下さい。

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