「天は人の上に人を〜」の続きを知っていますか!?

皆さん、こんにちは。葛西の学習塾、斉学舎代表の斉藤です。

月曜日に続き、勉強の大切さについての記事です。

 

2024年から1万円札が新しいデザインに変わりますね。

さて、「今の1万円札の人」は福沢諭吉。彼の書いた本で一番有名なのは「学問のすゝめ」です。

そして、その一番有名なフレーズ
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」

ですが、実は、これは”足りない”のです。ご存知でしたか?

むしろ、人間の平等を訴えたものではありません。

実際は、
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず、と言へり」
と書いてあります。

つまり、そう言われてるけどね〜という伝聞口調なんですね。

ちなみに「人の上に〜」の元ネタはアメリカ独立宣言の序文です。

そしてさらに、学問のすゝめでは、その後全く逆の内容が書かれています。

かいつまんで言うと、
「人間は平等だなんて言われているが、貧富の格差、賢い人が愚かな人の格差、身分の格差、いろんな格差があるじゃないか」 

だからこそ、
「その格差を埋める、生じさせないために、あなたは学問をたくさんして自分を磨くべきだ」

と続きます。

 

現代日本において、一番万人向けで、一番成果の得やすい努力は「勉強」です。

プロ野球選手になるのも、
ユーチューバーで稼ぐのも、

だれもそのためのマニュアル本を持っていません。

しかし、東大に入るためのマニュアル本なら?
学力アップはこうすればいい!といった本や動画は山程ありませんか?

勉強とは、一番体系化され、一番誰でも努力しやすく、そして一番将来に繋がりやすい(確率論的に他の努力よりも)ものです。

ぜひ福沢諭吉の言いたかったことを、皆さんも考えてみてはいかがでしょうか。

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