やる気を引き出すコーチング【傾聴編】
斉学舎では、コーチングの手法を取り入れた対話型授業を行っています。
生徒たちは、まず自分の目標を決め、「それを達成するには今何が必要か」を自分で考えることで、
より高いモチベーション(やる気)をもって勉強するようになります。
コーチングとは・・・
コーチングは、相手が「自分で考え」そして「自発的に目標を達成するための行動を起こす」ことをサポートするコミュニケーション手法です。
ご家庭での子育て・家庭学習にも応用できますので、ぜひ実行してみて下さい。
みなさん、こんなことでお困りではありませんか?
・家で勉強を教えていると感情的になり、ついケンカになってしまう
・子どもが言うことを聞かず、反抗ばかりする
・子どもが毎日だらだらしてばかりで、勉強しない
・子どもにやる気が見られない
それは、今の子ども達に「目標」がないからです!
コーチングは、〈傾聴〉〈質問〉〈承認〉の三つを中核とし、子どもたちの中にある「目標」「やる気」を引き出します。
「管制官になりたい」「歴史家になりたい」「お笑い芸人になりたい」子ども達は、大人が思うよりもたくさんの夢や目標を持っているものです。大人たちは「そんなのできる訳がない」「もっと稼げたり安定した職業を」などと言い、知らず知らずのうちに夢や目標を潰してしまっているのです。
是非、日常の会話にもコーチングの手法を取り入れ、お子様の無限の可能性を引き出してあげて下さい。
〈傾聴〉
1、話しやすい環境を整える
子どもが話すときは、「うわの空で聞く」・「~しながら聞く」のではなく、相手の目を見て、話しやすい位置や距離で聞く
例)子どもが学校の出来事を話そうとしてきたときは自分の作業を止め、向きなおる
2、うなずきと相づち
うなずきや相づちは「相手の話を聞いているサイン」です。子どもは話を聞いてくれるからこそ話すのであって、話を聞いてくれないと思ったらそれ以後話してくれなくなります。自分が興味のない話題や賛同できない話でもひとまず受け止めて共感してあげて下さい。
例)子ども「今日あいつとケンカしたんだ!全部あいつが悪いんだよ!」
お母さん「そんなことがあったの。そう感じたのね。」
3、途中で相手の話に割り込まない
子どもの話はまとまりや脈絡がなく、つい「つまりこういうことでしょ!」「はっきりしなさい!」と言いたくなります。
・・・が、そこはぐっとこらえて、話し終わるのを待ってあげて下さい。子どもも上手に言えない自分にやきもきしているのです。
そんな自分に合わせてくれた、という体験は信頼関係を築くのにとても役立ちます。
他にも大切なことはたくさんありますが、簡単に言うと、「相手が話したいように話させ」「楽しそうにしていたら聞く方も楽しそうに」「悲しそうにしていたら悲しそうに」全身で相手の話を聞いているとアピールしてください。
全てカンペキに、大げさにする必要はありません。いつもより少し「聞く姿勢」を示すだけでずいぶんお子様は喜びますよ。
次回は、コーチング【質問編】です。