「内申2」の子に何を教えてるの?/英語の勉強編

皆さん、こんにちは。斉学舎代表の齊藤です。

今日は、斉学舎の先生が、「勉強が苦手な子」「通知表が2」の子(小5~中3)に対し、授業中どんなことをしているのか、紹介します。

今回は「英語の勉強」(中学生)に絞って書きます。

当然、学年や状況によって違うので、あくまで一例です。

<単語が覚えられないので、一緒に書き練習!>
「これが本当に必要なのか?」と思われがちですが、残念なことに『本当に』必要です。
⓵5回書いて、隠して1回チェック。
②また次の単語を5回書いて、1回チェック。
③5個チェックしたら、チェックテスト。間違えたらまた5回練習。
また⓵にもどる。
このように進めていきます。さあ、どのくらいのペースで覚えられるでしょう・・・

例)斉学舎の英単語帳、1ページに16個載っています。小6~中1基礎単語。
全て勉強苦手なタイプの子です。
・小5,6から書き練習をしている子で、2~30分
・中1になってから英語を始めた子は、40分以上~か、「覚えられない!」

なんと、1時間まるまる、ずっと書いてチェックしてを繰り返しても「覚えられない」という子は、複数人います。
さらに、
「そもそも10分連続して書き練習ができない」
「『違う方法の方が自分に向いている!』と言って反抗して書かない」(当然覚えられない)
など、練習することすらできない子もたくさんいます。

このように、勉強が苦手な子の場合「単語を暗記することの練習」からスタートします。

 

<文法の説明>
・そもそも、英語には「文法」というルールがあり、覚えるべきものである
・am、are、isがbe動詞、その他の動きを表す単語が一般動詞と呼ぶ
・文の最初にきて、「○○は」にあたる部分を主語と呼ぶ
例え中1でなくても、このような説明が必要な場合があります。
しかも、勉強が苦手な子は抽象表現が苦手です。
「3人称」「単数」と言われてもわかりません。
「Iとかyouじゃない、人名とかmy motherとか」
「一人とか1個」
なんて言い方に、毎回具体例を出して説明します。
ちなみに、「説明した5分後には忘れている」なんてことが多発するので、繰り返し確認します。

<学校教科書の精読>
市販の教科書ガイドには、学校教科書の全ての文章の、読みと意味が書いてあります。
このガイドを使って、文法の説明をしながら教科書の精読をします。
まず教科書に書いてある全ての単語を読めて、意味が言えるようになるまで練習します。

 

さて、おおよそ以上のような内容の授業を行っています。

今の英語は、10年前と比べ格段に高い難易度です(単語数が倍以上)。

「英語が苦手」となる前に、小学5年生頃から対策を始めたいですね。

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