反抗期の子どもとの話し方②/葛西の塾【斉学舎】
皆さん、こんにちは。斉学舎代表の斉藤です。
さて、前回に引き続き「子どもと上手にコミュニケーションを取る方法」について書いていきます。
(ちなみに、私も自分の娘にこのテクニックを使っているで、今のところ父子関係は良好です)
全3回になる予定で、一言でいうと【コーチング】の話です。
斉学舎の内部研修用の文書を、保護者の方向けに加筆修正したものです。
2回目となる今回は、
【主語はYou より I】です。
I(私)メッセージと、You(あなた)メッセージ
1、「Youメッセージ」とは
「またあなたはそんな事して!」
「あなたもう絶対にやらないって言ったのに、どういうこと!?」
「~君はいつも・・・」
こんな言い方です。
これらの言い方には、話す方にそんな気が無くても、
<批判、馬鹿にする、診断・分析、説教、指示、命令>
などのニュアンスが含まれます。
言われた相手の気持ちは、
<罪の意識、良心の呵責、不公平感、拒絶された、無力感、自信喪失>
となります。
「子どものためを思っていつも話しているのに、言うことを聞いてくれない」
というご不満を保護者の方が持っている場合は、
この言い方をしていないか、チェックしてみて下さい。
2、Iメッセージとは
「お母さんは○○されて悲しいな」
「お父さんは、約束破られて嫌だな」
このような言い方で、自分の気持ちを伝える話し方です。
主語を「私」にし、
①行動・・・非難することなく私が腹立たしい原因を伝えます
②影響・・・具体的に「私」にどんな影響を与えるか伝えます
③感情・・・ありのまま、正直に、率直に伝えます
Iメッセージの注意点として、
・最終的な解決策を言ってしまう
・人生はこうあるべきだと教訓を垂れてしまう
・苛立ちなど、愚痴を相手に言ってしまう
等があります。
できるだけ、youメッセージではなく、Iメッセージを使うことで、子供を傷つけることなく話すことができます。
Iメッセージ |
Youメッセージ |
「私は~です」 自分の気持ちや考えを伝える |
「あなたは~よね」 |
ついつい喧嘩になってしまうような状況で有効な話し方で、
「他人を変えることはできない」の考えのもと、常に「私は」~してほしい、~と思う等と意識し、
「それではどうすればいいのか」と建設的な方向に話を持っていくことが可能になります。
前回の【傾聴】と同じく意外と難易度は高いですが、「10回に1回でもいいや」くらいのつもりで試してみて下さい。