学力の低い【コロナ世代】と呼ばれるかも!?(再掲)
(本記事は再掲です)
皆さん、こんにちは。斉学舎代表の斉藤です。
さて、今回は学校の休校に伴う、生徒たちの学力低下について。
地元の第四葛西小、東葛西中、葛西第三中など公立小中学校が登校再開となってからそろそろ2ヶ月がたちます。
生徒たちからの聞き取りを進めると、大きな学習の遅れ・混乱・歪みが見えてきました。
この遅れは、中3受験生はもちろん、小4〜中2までの生徒にとっても後を引くことになりそうです。
「プレジデント」というお堅い雑誌、そのオンライン版で既に「コロナ世代」との記載がありました。
4月22日 コロナ世代の子供たちが負う「2カ月休校で生涯賃金300万円減」の枷
他にも朝日、産経、jijico、マイナビなどで「コロナ世代」というワードを散見しました。
多くの専門家たちが危機を訴えています。
もっと具体的に例をあげます。
中3の受験生は、1月・2月に入試が始まります。
そうなると、11月・12月頃には過去問を始めたいですよね。
ということは、10月には中3全範囲(少しは範囲が狭くなりましたが)を勉強し終わりたいですね。
!!!!!!
5月いっぱいまで休校なら、「6月・7月・8月・9月・10月」
この5ヶ月で中3全範囲やって、中1・2の復習もするの!?
出来そうですか?
そして、受験生ほどではありませんが、これに近いことが他の学年にも起きます。
特に私が不安なのは、以前から言い続けているように【小学5年生】です。
分数・割合・速さなど、小学生で一番大変な範囲が集中する5年生での3ヶ月の遅れは、致命的です。
実は、「斉学舎でちゃんと真面目に勉強している生徒達」にはそれほど大きな影響はありません。
どの学年も、塾を休校にする前の春期講習で4月・5月の英国数(算)は一通りの指導が終わっています。
宿題も出しましたし、LINEで質問対応もしました。
夏期講習でも復習と先取りを行います。
ですから、同じようにしっかり勉強していた生徒は大丈夫でしょう。
問題なのは、学校や塾が休校だからといって、ゲーム・動画などばかり見て、勉強をしなかった子どもたち。
課題は適当にやっただけ・写しただけ。
「学校が毎日5時間あったはずだから、家でも毎日5時間勉強する」という
当たり前のことができなかった生徒たち。
彼らはこのままいくと「コロナ世代」と呼ばれるかもしれません。
皆さんは、大丈夫ですか?
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