小学4年生で身につけたい能力とは?/葛西の進学塾【斉学舎】

小学4年生で身につけたい「〇付けと解き直し」の習慣

~保護者の方へ、家庭学習を支えるヒント~

皆さん、こんにちは。江戸川区葛西の個人塾「斉学舎」代表の斉藤です。
この記事は、のべ2000人以上の生徒を指導してきた経験からまとめたものです。

さて、小学4年生は学習習慣を固める大切な時期です。
特に 「〇付けと解き直しを自分でできる力」 を、この学年のうちに身につけておくと、中学以降の勉強がぐっと楽になります。
(低学年が一人でやるのは難しく、高学年から練習ではちょっと大変です)

一見シンプルに思える作業ですが、多くのお子さんは意外と苦手です。
ここでは、保護者の方が意識して見守っていただきたいポイントを4つの段階に分けてご紹介します。

第1段階:模範解答を探す
まずは「答えがどこにあるか」を自分で確認できることが大切です。
例えば、

  • 算数ドリルの巻末
  • 国語のワークの別冊解答
    こうした場所から答えを探し出す力は、学習の第一歩です。

保護者のサポート例
「答えはどこにある?」と声をかけ、ヒントを出してあげるとよいでしょう。

第2段階:自分の答えと見比べる
答えを見つけても、流れ作業のように〇をつけてしまうケースが多くあります。

よくある例:

  • 自分の答え「34」/模範解答「43」 → 見間違えて〇
  • 漢字「図書舘」/模範解答「図書館」 → 気づかず〇

保護者のサポート例
「本当に同じ答えになっている?」と、注意深く見直す習慣を促してあげましょう。

第3段階:赤で正しい答えを書く
間違いがあったら、赤で模範解答を書き直すことが基本です。

例:
問題:「『走る』の反対語を書きなさい」
子どもの答え:「ゆっくり」
模範解答:「止まる」

赤で「止まる」と書き直すことが大事です。
ただし、多くの小学生はここで満足してしまいます。

第4段階:なぜ間違えたのか考える
本当に力になるのは、この段階です。
「どうして自分は間違えたのか」「なぜ模範解答になるのか」を考える習慣が、中学以降の伸びを左右します。

例:
問題:24 ÷ 3 = ?
子どもの答え:9
模範解答:8

ただ「計算ミス」で終わらせず、
「3×9=27だから違う。3×8=24で正しい」と、自分で確認できるようになることが理想です。

保護者のサポート例
「どうしてそう思ったの?」「正しい答えにたどり着く方法は?」と問いかけることで、子どもの思考を深められます。

まとめ:小学4年生のうちに習慣化を
〇付けと解き直しは、毎日の学習を大きく左右する基礎力です。
しかし、この力は自然には身につきません。
小4の1年間を使って、段階を踏みながら練習することが重要です。

ご家庭だけでは難しい場合は、塾や家庭教師を活用するのも一つの方法です。
江戸川区葛西周辺にお住まいの方は、ぜひ「斉学舎」にご相談ください。
お子さまが正しい学習習慣を身につけられるよう、しっかりサポートいたします。

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