暗記が苦手な子向け!/葛西の塾 斉学舎の勉強法紹介
皆さん、こんにちは。斉学舎代表の斉藤です。
今日は、暗記が苦手な子向けの勉強法について書きます。
学年は小4~中3を想定しています。
<とっても苦手な子の場合>
中学校のテストで、0~25点くらいのイメージです。
社会であれば、人名と地名の見分けがつかないレベルです。
英語であれば、主語と動詞の区別がつかないレベルです。
・「『年貢』ってどこにある国ですか?」
・「徳川家康と平清盛って同一人物だと思ってました」
こんなセリフが出ます。ちなみに、両方とも斉学舎で私が言われたセリフです。
このレベルの場合、英語だろうと社会だろうと、一人で教科書を読んでも無駄です。
まずは教科書を一緒に読んで、一行一行説明が必要です。
ある部分が「覚えられない」ではなく「何もかもチンプンカンプン」という状態でしょう。
一人で自習は出来ません。塾や家庭教師などの授業中に、説明しつつ一緒に「暗記する訓練」が必要です。
具体的には、
・教科書のわからない日本語は一つ一つ教える(「針葉樹ってこんな見た目だよ」など)
・英単語などであれば、5回書いて1回チェック→次の単語も5回書いて1回チェック→5個覚えたら、その5個をまとめてチェック(チェックは一緒にしてあげる)
・一問一答であれば、一度目の前で解き、解説をして、すぐに同じ問題で再テスト(再テストも一緒にしてあげる)
などです。
本人に頑張る意識があり、週2~3回その科目の授業を受ければ、半年~1年ほどで平均点が取れるようになります。
なお、多くの場合「暗記を宿題に出す」ことは無駄です。大人が一緒にいる状態で練習しないと覚えられません。
<苦手な子の場合>
中学校のテストで26~50点くらいのイメージです。
教科書はある程度読めるでしょう。
コツコツが苦手・嫌いな科目だからやりたくない・苦手意識がついたなど、人によっては違いますが、
「単に勉強量が足りないだけ」
ということが多いです。
この場合は、「いつまでに・どの範囲を」覚え、「どのテキストで確認するか」を指示すれば、うまくいくことが多いです。
本当にやる気を出せば、塾などなくても点数は上げられます。
youtubeやweb検索で「○○とは・中学生・わかりやすく」などで検索すれば、説明してくれていることが多いです。
もし斉学舎でやる場合の例では、
・試験を2か月後としたら、1か月前までに教科書に先取で目を通し、とりあえずワークを1周終わらせる
・ワークは最低3回繰り返し、先生にチェックを受ける
・授業中に、解説と、進んでいるかのチェックをする
基本的には「いかにサボらせないか」で対策となります。
どちらかというと、授業で解説するというより、「自分との闘い」を頑張ってもらうイメージですね。
うまくいけば、2~3か月ほどで点数が上がります。
勉強が苦手な皆さんの参考になればと思います。