葛西中の社会って難しいよね?/傾向と対策
皆さん、こんにちは。斉学舎代表の斉藤です。
今日は、今江戸川区の葛西中学校に通っている中学生や、来年、再来年に葛西中学校に通う予定のあるご家庭向けの話です。
さて、結論から先に言うと、最近の葛西中学校の社会がとても難しいです!
具体的には、
「平均点が30点台」
「90点以上が0人、10点未満が41人」
などです。
下に、葛西中学校の定期試験の得点分布図をいくつか出してみます。
さて、何故こんなに葛西中の社会は難しいのでしょうか。
理由はいくつか考えられます。
1、最近の都立高校入試問題は、社会だけ特に難易度が高いので、それに合わせているのではないか
2、偶然、葛西中の生徒が全員学力が低い
3、先生の個人的な主義主張で・・・
私個人は、「1」の都立入試に合わせて、だと考えていますが、その場合はぜひ生徒にその旨アナウンスして欲しいですね。
ちらっと問題見せてもらいましたが、
「深い知識が必要(特に世界史)」
「理解が完全でないと答えられない出題形式」
などが多かったです。
といっても、単なる穴埋め問題ばかりの時(1学期学習確認テスト)でも平均点が低かったので、「2」のように単に葛西中の生徒がサボっただけという可能性もあるのですが・・・
ちなみに、個人的な自慢ですが、私と一緒に社会を勉強した教え子は、
19点→70点のN君
43点→69点のIさん
34点→60点のM君など、
点数はアップし、ある程度の点数は取れています。
(でも学年トップ10にでも入らないと、80点以上は取れんのです・・・泣)
ちなみに、点数アップの秘訣は・・・
「教えちゃうとみんな成績上がっちゃうから秘密!」
などではなく、
自習で教科書を一緒に読んで、覚えるまで準拠ワークを繰り返しやっただけです。
ただし、
教科書を読んでいるときは、ひたすら教科書に載っていない小ネタばっかり話してました。
「関ヶ原で負けて逃げるとき、逆に家康に向かって突撃した島津」
「出島を管理した長崎奉行がめっちゃ儲かった理由」
「水戸光圀が日本人で初めてラーメン食べた(諸説あり)」
などなど。
テストには出ない話ばかりしてました。
あとは、葛西中に限らず、社会ができない理由として、
「日本語の意味がわからない」ことが挙げられます。
例えば歴史教科書p112の2行目
「戦国大名や都市の豪商たちの気風を反映して・・・」
とありますが、
豪商・気風・反映などの意味がわからないので、話がピンとこないのです。
そのため、一緒に読んであげて、彼らにもわかる日本語に「翻訳」してあげる必要があるのです。(個人的には非常に残念な話ですが)
「大きな町でお店をやっている、金持ちの雰囲気に影響されて・・・」
などが適当でしょうか。
ぜひ皆さんも、教科書を読んでわからなければ、周りの大人や成績が良い友達に聞いてみてください。多少読みやすくなりますよ。
もし、歴史の小話や、効果的なワークのやり方を知りたい人は、
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