都立高校 一般入試の点数の計算方法/葛西の地域密着塾 斉学舎
皆さん、こんにちは。斉学舎塾長の斉藤です。
今回は、都立高校の一般入試の話をしようかと思います。
もう受験まで約半年ですからね・・・
さて、都立高校の入試にはペーパーテストの点数だけでなく、学校の通知表の成績(内申点)が大きな割合を
占めることをご存知の方は多いと思います。
しかし、具体的にどのような点数配分をされるかについては知らない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、一般的な都立高校入試(全日制の第一次募集・分割前期募集)における点数の計算方法を
できるだけわかりやすく説明します。
(1)ペーパーテスト(5科目)
各科目100点です、満点は500点です(いわゆる「傾斜配点」はここでは考えません)。
これに7/5(5分の7)を掛けて、700点満点にします。
(例)5科目合計が320点→320×7/5=448点
(2)通知表の成績(内申点)
実技科目(音楽・美術・技術家庭・保健体育)の数値を2倍します。
主要5科目(国語・数学・理科・社会・英語)の数値はそのまま使用します。
それぞれの数値を足すと、65点満点のうち何点かになるはずです(この点数を
「換算内申」と言います。一方で2倍する前の点数を「素内申」と言います)。
その数値に300/65(65分の300)を掛けて、300点満点にします。
なお、東京都では3年生の2学期期末試験の成績を使用するのが一般的です。
(例)9科目オール4の場合
4×5(主要5科目)+4×2×4(実技4科目)=52(65点満点中)
52×300/65=240点
(3) (1)と(2)を足します
448点(700点満点中)+240点(300点満点中)=688点(1000点満点中)
この例での総合点は688点です。ちなみにこの程度の点数だと偏差値55程度の学校に
入学できる見込み(60%程度)があります。江戸川区近辺では江戸川高校あたりでしょう。
学校によっては、(1)、(2)以外に面接や作文、実技検査などがあり、その点数も加味されます
(配点は学校によって異なります)。学校によって細かい点が異なりますので、詳細は各学校に
お問い合わせください。