90点を取っても「内申が3」?/東葛西中の成績アップ法とは?

皆さん、こんにちは。斉学舎代表の斉藤です。

さて、今回は「東葛西中の内申」について書きたいと思います。

と言っても、内申に関わることですので、他の学校の方が見てももちろん大丈夫です。

さて、以前、私が担当したグループ授業で、
「3年2学期期末テストで数学100点」の東中生がいました。仮にK君としましょう。

「俺頑張って教えた・お前頑張って勉強した・やったぜ!」
なんてノリでお互い喜んでいたのですが、K君の数学の内申は「3」でした。

別に、学校の授業を妨害したわけでもなく、取り立てて大きなトラブルを起こしたわけでもありません。

では、なぜK君は100点を取ったにも関わらず内申3だったのでしょうか。

実は、今の通知表の数値を決定づけているのは、
「知識・技能」
「思考・判断・表現」
「主体的に学習に取り組む態度」
の3つの項目です。

テストで点を取ることは、「知識・技能」や「思考・判断・表現」にはつながりますが、「主体的に学習に取り組む態度」にはつながりません。

東葛西中では「学びの足跡シート」という提出物があります。
一般的には、「振り返りシート」と呼ばれていますが、こちらをいかに上手に書くかということが、「主体的に学習に取り組む態度」に影響を与えます。

昔の「関心・意欲・態度」といえばわかりやすいでしょうか。

昔と違うところは「挙手の回数」「先生に質問したか」などよりも、
上記振り返りシートのような提出物で判断されるということです。
(ちなみに、本当は挙手の回数などは既に判断基準から外されているはずなのですが、一部の先生はまだ回数のカウントなどしているようですので、ある程度大事です)

さて、この「学びの足跡シート」ですが、実は高得点(高評価)を得るのが非常に難しいのです。このシートには、
・わかったこと、大切な考え方
・疑問点、知りたいこと
などを書く欄があります。

ここで、前述のK君は、
二次関数?塾で習ったから全問正解したよ。
高校では頂点が原点だけでなく別の座標になるのも知っているよ。
他に三次関数などより高次の関数があるのも知ってる。
円や、なんならハートマークだってグラフで書けるんでしょ?
などと思っていたので、非常に簡素な書き方になってしまいました。

逆に、K君よりも低い点数の生徒、Rさんとしましょうか。彼女は5を取っています。

実はRさんも似たようなことは知っていましたが、
最初から「このシートは、先生の書いて欲しいことを書くものだ」と認識していました。

ですから、何も知らないフリして
「一次関数、二次関数があるのなら、三次関数はあるのだろうか、あったとしたらどんな式やグラフなんだろう」と書いたり、

初めて学校で教わったかのように、
「〇〇の式の変形では、△△に気をつけるべきだ」
など具体例を交えて書いたりしました。

ぜひ皆さんも、参考にしてください。

ちなみにですが、、、
・提出物は、ちゃんと出す
・期限日も内容も完璧にする
・正確な知識と理解をもとに書く
ことも、当然必要ですので、ぜひ気をつけてくださいね。

斉学舎へのお問い合わせはこちらから。