都立高校入試は、こう変わる!? 「難しくなるよ!(泣)」

皆さん、こんにちは。葛西の塾【斉学舎】塾長の斉藤です。

さて、都立高校の入試問題が変わりつつあるのを皆さんはご存知でしょうか。

一言でいうと

「難化します」

以前から言われている、
「読解力・思考力を問う問題」
「資料を読み取り分析する問題」
が今後より一層増えます。

★2019年度 英語「長文読解」問題の特徴比較

 

文の数

総単語数

単文

重文

複文

内容概略

東京都

78

674

54.5%

5.2%

39.0%

将来何がしたいか

兵庫県

35

450

71.4%

14.3%

14.3%

伝統工芸品の国際的評価

北海道

33

303

72.7%

12.1%

15.2%

オリンピックに関する発表

注)単文:動詞が一つの文(簡単)
  重文:andなど接続詞で結ばれた文(ちょっと難しい)
  複文:関係代名詞などを使った文(かなり難しい)

 

都立高校の問題は、他県に比べ文の数、単語数、複雑な文が多いことが分かります。
また、最近は文章を読むだけでなく、イラストや地図も活用し、情報を分析・推論して解く問題が増えています。

さらに、数年前と比べ文章の内部構造が変化してきています。
以前は「問1は、下線部①の近くだけ読めば書いてあるから、その近くだけを読もう」のように、
あえて読み飛ばすことで、読解力が低くても問題を解くことができました。

しかし、今後は文章全体の中にヒントが散りばめられており、いくつかの情報から答えを推論する問題が増えるため、
文章全てを高速で正確に読み、大事な部分だけをピックアップする、「真の読解力」が必要になってきます。

 

それでは、これからの入試問題に対応できる「読解力」は、どうすれば身につけられるのでしょうか。

まず、学校の定期試験勉強は、あまり意味がありません。

正確には「授業でやった内容を暗記する訓練」では足りないのです。

単純に「問題を解き、〇付けをして正解を赤で書く」だけでは、学力はつきません。

 

まずは、複雑な問題文を、音読し、スラッシュを入れ、文意を考えながら読み解く訓練をします。

そして答えが間違えていたら、なぜ間違えたか分析し、間違え方を具体化して整理します。
いかに「自分のミス」を有効に活用するかが大事なのです。

こうして、「読解の訓練」「間違えないようにする訓練」を重ねていくことで、
難化した今後の都立高校入試問題にも対応できるようになるのです。

 

今後も、英語以外の科目でも都立高校入試問題の分析や対策を書いていきます。

 

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