小学生で80点 → 中学生では40点!?
皆さん、こんにちは。斉学舎代表の斉藤です。
さて、表題の件。
勉強が苦手な子の成績を上げるのが我々の仕事です。
そのため、
「この子は今〇年生で、学力が■■、目標が△△で、テスト日時が××だから~」
といつも考えています。
そこでよく発生する問題(というか半分愚痴)。
お父さんやお母さんには非常に話しにくいことです。
もちろん、本人にも。
「毎日5時間、週6で塾に来てくれれば出来るけど・・・」
「小4の頃から来てくれてればな・・・」
「このペースで行くと成績が上がるまで2年間はかかるな・・・」
もちろん、こういった生徒の数は少ないですが、毎年一定数います。
特に中学1年生の「方程式の文章題」
中1では、「小学生の問題は全て解ける」という前提で、話が進みます。
つまり、割合や速さの理解があいまいだったとして。
中1では、「方程式」の解説はされますが、「割合や速さ」の解説はあまりされません。
しかも、「兄が出発した10分後に弟が追いかけて~」や、
「300mのトンネルを長さ100mの電車が秒速20mで~」、
「X円で仕入れた品物に20%の利益を見込んだ定価から100円を引いて~」
といった、小学校では教えない問題も、中学校ではごく当たり前に出題されます。
ちなみに、上記の問題はそれぞれ「旅人算」「通過算」「売買損益算」といった、中学受験の問題(基礎ですが)です。
小学校では全く教えません。
ちなみに、私の担当している小学生クラスでは、速さ(単位換算・旅人算・通貨算など)は解説だけで6時間、割合(公式・売買損益・食塩水など)は8時間かかります。問題演習は、その3倍はかかります。
つまり、本当にちゃんと得点したければ、方程式の勉強の他に速さと割合だけで50時間程度の勉強が必要になります。
速さや割合だけ毎日5時間勉強して、10日間かかる計算です。
先ほども書きましたが、こういった範囲で苦戦している中1・2を見ていると、
「小4や5から来てくれていれば・・・」
と思うわけです。
「小学校では教えないけれど、中学校の先生は出来ると思っている」
こんなことは他にもたくさんあります。
この記事を読んでいる方で、中学校で80点以上(通知表の4以上)を取りたい方は、ぜひ小学5年生の前半までに本格的な勉強を始めることをお勧めします。この記事は斉学舎のブログですが、別にちゃんとやれば他塾でも構いません。
中学校では平均点が40~50点はザラです。小学校で80点でも、中学生でも同じような勉強方法をしていれば簡単に40点台になります。
小学生の80点は、全く高得点ではありません。
今小学生でも、是非早めに中学生になった時のことを考えた対策を始めてください。
より詳細なデータ(具体例・小中学生の点数など)をご希望の方は、下記問合せフォームよりご連絡ください。