「努力ができない」子が急増中!?②/葛西の塾「斉学舎」
みなさん、こんにちは。斉学舎代表の斉藤です。前回に引き続きですね。
例えばの話です。
小学校の頃、毎日勉強する習慣がない子がいたとします。
スポーツに一生懸命で、友達との遊びもたくさんしました。
学校の宿題は、「ぱぱっと片付ける」だけですし、それで80点くらいは取れていました。
そんな子が、中学校に入ったら、突然点数が40点くらいに下がります。
小学校と中学校では、平均点が違うので、同じようにやったら当然下がります。
しかし、そこで慌てて、突然「毎日2時間勉強しなさい!」と言われても、実行できません。
(ちなみに、2時間は標準的な中1の勉強時間)
何故なら、今までしたことがないからです。
努力したことがない子が、「勉強しなさい!」と強制されると、
・5分でも遅く始めようとし、5分でも早く終わろうとする
・出来る限り「考えないように」勉強する(テキスト見てるだけ等)
このように、質も量も減らそう減らそうと頑張ってしまいます。
その結果、点数は下がり続け、全科目4、50点に。内申は3半分、2半分。
行ける高校は葛西南くらいと言われ、併願できる高校はギリギリ1校のみ。なんて事にもなりかねません。
全く同じではありませんが、このような事例はたくさんあります。
去年のA君に、一昨年のBさんに。今年はC君とD君が、、、なんて感じに毎年複数人います。
共通するのは、「塾がちゃんと授業をしても、高校受験に間に合わない」ということです。
授業中、いかに集中させても成績は上がりません。定着するための練習量が不足するためです。
「努力することの練習」が必要なのです。
まずは、ゲームやスマホなどの誘惑を断ち切る訓練。
ちゃんと机に向かい、まずは毎日30分集中する訓練。
丸つけと直しをし、間違えた理由を考える訓練。
そして、集中できる時間をだんだんと伸ばしていきます。
上記に挙げたような、スポーツと遊びが大好きな新中1が、中学生になってから本当にまともな勉強ができるようになるかどうかは、本当に「人による」としか言えません。
肌感覚では、高校受験に間に合うのは、3人に1人くらいです。
ぜひ、一人でも多くの子に、「努力できる」ようになってほしいです。
細かい各科目の点数や、学力ではありません。
頑張れない人間を助けてくれる人はいません。
ですが、適切に努力できれば、頑張れれば、多少能力が低くても将来はなんとかなります。
是非、早めに!小学生のうちに!将来の対策を始めてください。
心から、お願いします。