子どもへの話し方/葛西・西葛西・清新町の学習塾/斉学舎 塾長ブログ/
斉学舎では、在塾生の全ての保護者を対象に年3回、個別面談を実施しています。
面談時の相談で多いのが「子どもの学年が上がったら言うことを聞かなくなってきた」というものです。
これは全国共通の悩みだと思いますが、子どもの成長に欠かせないプロセスでもあり、温かい心で見守ってゆく必要があります。
とはいっても・・・ついカッとなって「いい加減にしなさい!なんで言うこと聞けないの!」と言いたくなるのもまた事実。
特に中学受験や高校受験が迫っているのならばなおさらです。
斉学舎では、そういったご家庭での御悩みを少しでも和らげるため、面談時に「子どもへの話し方」という題でお話をさせていただいております。
今回は、保護者の方に配布した文書とほぼ同じものを掲載いたしました。少しでも、ご覧になった皆様のお役にたてていただければと思います。
子どもへの話し方①
◆“脅迫”は、やる気を削る
「~しろ(するな)、さもないと・・・するぞ」×
脅迫者の言う通りにしたいと思う人は、いません!
童話“北風と太陽”の話を思い出してみて下さい。
◆子どもの気持ち
親の言いたいことはわかってる
親の言っていることは正しい
でも、
「言い方」が腹立たしいから、「わかっていても反抗する」
そこで、
命令せずに子どもをコントロールする方法
①子供の言うことを遮らず、「最後まで聞く」。脈絡がなくても、間違ったことを言っても、自分の考えに合わなくても、まず最後まで聞く。その後に、自分の意見を言う。
話を聞いてくれただけでも「相手は自分を否定しない」と感じるので、その後に親の言いたいことをまとめて伝えると聞いてくれます。
まず相手の話を聞くことで“相手の中をからっぽ”にし、そのあとで自分の話をしましょう。
②「(お前は)~しろ・~するな」ではなく、「私は~してもらえると嬉しい」「私は~だと悲しい」
主語を「あなたは」から「私は」に変える。
子どもは「感覚」で生きているので、論理的に言っても聞かないことがあるため、有効です。
③子どもはコントロールすることはできない
コントロールしようとすると同量の力で反発する。理屈関係なし。!
たとえ「リンゴは赤!」と言っても、反射的に「いや、赤じゃないときもある!」
と答えるのが中学生の子ども。高校受験間近の時期に言われたらたまったものではないですね。
*とにかく「言うことを聞くのが嫌」なだけなので、悪気はない。
④絶対に譲れないことを一つ決め、あとは自由にさせる
例)服装は~~だけ守ったらあとは自由
アクセサリーは~~だけ守ったらあとは自由
勉強は~~だけ絶対達成してもらって、あとはできるだけでOK
⑤子どもは常に不安
中学生くらいの子どもは常に不安です。失敗したり誰かに批判されたりすると
「人格を全否定」されたような気がして落ち込みます。
そのため、「批判しない人」「叱らない人」「うるさく言わない人」を求めます。
それは、たいてい「友達」です。
「不安」を和らげることが出来れば、悪い友達とも付き合いません。
「不安」を和らげる方法は「承認」。失敗しても、悪いことをしても、点数悪くても、
「いいんだよ」 「それでもあなたは私の大切な子どもだよ」と全身で伝えて下さい!
その上で、個別に注意をしましょう。
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