勉強が苦手な中学生こそ「○○を持て!」/葛西の塾【斉学舎】
皆さん、こんにちは。斉学舎代表の斉藤です。
さて、今日は「勉強が苦手な中学生は『夢』を持て!」
・・・ではなく、
「勉強が苦手な中学生ほど『計画』を持て」です。
計画というとわかりにくいですが、
「ライフプラン」や「キャリアプラン」と言い換えればよいでしょうか。
例えば、中学校のテストが20~50点くらいの子どもたち。
「夢」と言われても、「特にない」となりがちです。
もしくは、「プロゲーマー」「絵を描きたい」「動画配信したい」などなど、
「それって単にやりたいだけで、具体的にどうするの?どんなスキルを得る必要があるか知ってる?」
「そもそも可能だと本気で思ってる?難しいこと考えたくないだけだよね?」など、ツッコミ満載だったりします。
このような中学生をこのまま放っておくと、中3の受験期に、
「行けるところは○○高校か△△高校しかないけど、どちらも嫌だ」
「特に行きたい学校が無い、どこでも良い」
「○○部に入りたいけど、行ける学校が無い」
など、志望校が定まりません。
斉学舎では、多くの勉強が苦手な中学生に、
・低偏差値の普通科はお勧めしないよ!
・専門学科の学校を検討して!
とお話ししています。
勉強が得意な子は、大学受験をする可能性が高いので、出来るだけ進学実績が良い(偏差値の高い)高校を目指すべきでしょう。
しかし、勉強が苦手な子は、大学受験をしないか、もしくはしても学力のあまり関係ない総合選抜型になる可能性が高いです。
偏差値の低い普通科高校に行って「もう3年間、今までの中学3年間と同じ勉強をする」ことに、どんな意味があるでしょうか。
高校卒業後のことを考えると、「手に職をつける」とまでいかなくても、何らかの資格を取る、スキルを身につける方が、はるかに有用です。
例えば、斉学舎の今年の中3で、東葛西中のK君という子がいます。
彼はとても英語・国語が苦手なため、大学受験はしない予定です。
しかし、早いうちから斉学舎の先生と相談し、
「将来どんな職業を目指すか・自分に可能か・自分に向いているか」を考え続けました。
結果、工科高校(工業高校)の電気科を受験予定です。
将来は電気工事士・電験三種などの資格を取り、就職予定です。
また、葛西三中のY君は、内申はオール3程度ありますが、一発勝負のテストは苦手です。
でも、昔から体を動かすことは得意でした。そのあたりの話から始まり、将来は柔道整復師などの国家資格を取り、独立開業を目指します。
K君もY君も、二人とも勉強は苦手ですが、将来への希望をもって、前向きに高校生活を過ごすことが可能です。
勉強が苦手な子、もしくはその保護者の方。
是非、将来についての適切な情報提供をしてあげてください。なんなら大人がレールを引いてあげても良いです。
将来、食べていけそうな資格などの方に誘導しましょう。
「本人のやりたいようにやらせてあげよう」は、勉強が苦手な子には逆効果なことが多いです。
「本人の意思を尊重したい」から
「あんたやりたいことないの?考えなさいよ!」など言いたくなりますが、
逆に不安といら立ちをあおることになります。
皆、将来どうなるかわからなくて、知らなくて、知識が無さ過ぎて、考える力が無くて、不安なんです。
後で変えてもOKだから、ある程度レールを引いてあげて下さい。
最悪なのは、「本人の意思を尊重」した結果、
目の前の楽しいことだけ、部活、バイト、変な資格、などの方ばかり興味がいき、
人生におけるボーナスステージの高校・専門学校・大学の時期とお金を逃すことです。
もちろん、強制はいけません。
そこは話し方の問題でしょうか。
「○○じゃないとお金出さないよ!」とかは最悪です。
「○○は国家資格だし、将来稼げるよ」
「○○はあなたに向いていると思うな」
「この仕事はAIに取られにくい」
など、感情的にならず、純粋に損得を基準に話しましょう。
斉学舎では、随時三者面談を行っております。
受験生でも、それ以外でも、進路にお悩みの場合は是非ご相談ください。
ご連絡お待ちしております。