中学生の計算ミスの種類と対策/葛西の進学塾【斉学舎】
皆さん、こんにちは。斉学舎代表の斉藤です。
さて、明日から葛西中や東葛西中学校など、地元公立中学校の定期試験が始まります。
今日は、「数学の計算ミスの種類と減らす方法」について書きます。
(点数が40~60点くらい、通知表が3の生徒をイメージして書いています。)
<⓵符号ミス>
(-3)の2乗などの累乗の計算、方程式の移項、分配法則など、間違いやすいタイプの計算で発生しやすいです。
これは、「ミスが発生しやすい問題パターン」を暗記すれば対応可能です。
問題を見た瞬間に、「あ、気を付けなければいけないやつだ」なんて見分けを付けたいですね。
<②小学校範囲の計算ミス>
・2ケタ程度の+-×÷で間違える
・図形の面積などの公式の暗記が不十分
など、残念なミスです。保護者の方は「気を付ければ出来るハズ」と思われがちですが、「気を付ける能力こそが低い」という状況がほとんどです。
これは、小学生の時、「80点くらいでいいや」という勉強をしてきたことが原因です。
「どんなタイミングで、どう聞かれても、絶対カンペキにする!」というやり込みが足りなかった結果です(意識も勉強時間も)。
一番簡単な対応は、小学生の時に、計算は、教科書レベルで満足せず、かつケアレスミスを許さないこと。
つまり、小学校の時に常に満点狙いしていれば大丈夫!
<③写し間違い、見間違い>
字が下手、式が雑、詰め詰めに書いて見間違い、書き写し間違い、なぜか勝手に文字を省略など、本人の癖や習慣が理由で発生するものです。
おそらく、他の科目でも発生しているでしょう。
「言われた通りにする」「書き方のルールに従う」ことをしないことが原因です。
勝手な自分の判断で、「面倒くさいし、これでいいでしょ」としてしまうのが原因です。
これに関しては、中学生になってからでは治りにくいです。自我が強すぎて大人の言うことを聞きません。
言うことを聞きやすい、小学校4、5年生くらいまでにルール通りに、丁寧に書く習慣をつけましょう。
読んでもらって分かると思いますが、対応しにくいのは②と③です。
この二つに関しては、小学生のうちに準備することが肝心です。
では、もしこの記事をご覧になっている方がもう中学生だったらどうするか。
おそらく、小学校の計算ばかり練習する暇はないでしょう。
おそらく、親の言うことに素直には従わないでしょう。
対策はシンプルです。
1,目標、目的をもって勉強する。
志望校でも、目標点数でも、何でも良いので明確化しましょう。
そうすれば、「点数を上げたい!」と思うようになります。
2,「点数を上げるにはどうすれば良いか」を考える。
点数を上げたいわけですから、大人の指示にも多少従いやすくなります。
3,勉強時間を増やす。
同じく、点数を上げたいので増やしてくれます!増やすよね!?
4,たくさん問題を解き、たくさん間違え、たくさん直しをする。
自分の「間違いパターン」を見つけ、暗記します。
5,「間違いパターン」の問題に気を配るようになり、間違いが減る。
これで、中学生でも計算ミスが減ります。
ただ、学習障がいや境界知能(IQ70~85)などについては想定していません。
もし努力してもミスが減りにくいようであれば、専門機関での検査をお勧めします。
(斉学舎でも検査可能です)
是非皆さんも、上記を参考に計算ミスを減らし、数学で100点を取りましょう!