「部活引退後に本気出す!」は可能なの?/葛西の塾【斉学舎】

皆さん、こんにちは。斉学舎代表の斉藤です。

さて、我々親世代(私も葛西在住で、将来は東葛西中へ進学予定の娘が一人います。)の常識として、
・受験生(中3、高3)になったら本気出せば受験に間に合う
・部活やってる子は根性あるから、引退後に本気出せば成績上がる

というものがあります。

ごめんなさい!これ、今はもう無理です!

出来る子もいますが、地頭の良いごく一部の子か、
「今までも、部活と勉強を両立してきた子」です。

その理由を説明するため、今日は、
【小学生と中学生の必要勉強時間】
【「後で頑張る」は通用するのか?】
について、データをもとに書いていきます。

<学年別の平均勉強時間>
文部科学省の「全国学力・学習状況調査」(令和3年度)によると、小学生・中学生の平均的な家庭学習時間は以下の通りです。
◆小5・小6:1日あたり1時間30分程度
◆中1・中2:1日あたり2時間程度
◆中3:1日あたり3時間以上
これは、学校の宿題や塾での学習時間を含めたものです。この時間を確保していない場合、中3になってから取り戻すのは難しいと考えられます。

例えば、年間300日勉強するとして、
小5から中2までの合計勉強時間は、
小学生では、1.5時間×300日×2年間
中学生では、2時間×300日×2年間
合計2100時間です。

陸上やってた・ダンスやってた・水泳やってた
スマホばかり・ゲームばかり・遊びばかり

理由が何であれ、
もし、この半分しか勉強してこなかったら・・・
中3になってから、約1000時間が上乗せです。
中3の4月から、内申が確定する11月までは、8ヵ月間しかありません。
約250日として、毎日4時間追加です。

中3は、毎日3時間勉強するのが普通ですから、それに上乗せすると、毎日7時間ですね!
平日、毎日7時間!つまり、不可能ということです!

(といっても、これに近い頑張りで中3から成績を上げた生徒もいるので、絶対ではありませんが・・・)

<中3からでは間に合わないことを示したデータ>
進研ゼミの調査(2022年)に「中3の1年間でどれだけ成績を上げられるか?」というデータがあります。

その結果は、、、
・中3の1年間で偏差値を5以上上げられた生徒は全体の約20%
・偏差値10以上の上昇は5%未満
つまり、8割の生徒は成績を大きく伸ばせない ということです。

斉学舎の生徒ですと、中3の6月の時点で本気が出せていれば間に合うことが多いです。
4月の時点で「○○高校に合格したい!」とか「○○点上げたい!」というセリフが出ていれば嬉しいですね。

ですから、もし斉学舎で中3の4月にお問合せいただいたら、面談時に「今の学力」と「目標の高校」の差を伺い、
必要な勉強量をご提案することになります。4月時点で、覚悟があれば、間に合うことが多いです。

 

【結論:「今から」勉強すればよい】
小5・小6のうちから1.5時間の勉強習慣をつけて、中1・中2では部活をやりながら毎日2時間の勉強を続ける。
これができれば、中3になっても無理なく勉強時間を増やせます。
部活引退後に頑張って成績を上げた子は、「それまでも頑張っていた子」ということです!

 

ですが!もし、下記の場合は斉学舎へご連絡ください。
・家では勉強習慣がつけにくい方
・今年中3になった方
・今までの勉強時間が足りていない方
大変ではありますが、目標次第で、今からでもやりようはあります。

斉学舎では、二者面談や三者面談で、今後のキャリア(ライフ)プラン・目標決めから始めます。
それをもとに、最適な学習計画をご提案いたします。

斉学舎へのお問合せはこちらから。