通知表に「3」が多い中学生/私立高校の一般受験はアリ?
皆さん、こんにちは。斉学舎代表の斉藤です。
さて、斉学舎には葛西中や東葛西中など、地元公立中学校の生徒が多く通っています。
彼らの多くは高校受験のために頑張っていますが、時たま通知表がオール3程度の生徒(保護者の方)から
「先生、私立高校の一般受験はどうですか?」
と聞かれます。
我々はほとんどの場合、
「私立の一般は止めましょう」
「それよりも単願推薦を目指して内申を上げましょう」
とお勧めします。
確かに、偏差値50~60程度の高校では、
右の写真の通り倍率が低く、入りやすく見えることがあります。
「中堅校で1.1倍ならうちの子でも行けるのでは?」
と思うのも仕方のないことなのですが、
実は違います。
高校によっては、
「一般受験」の中に、内申で合格が確定する「併願優遇」の人数が含まれているのです。
一般と併願を別々に記載してくれる高校もあります。
2枚目の写真がそうです。
併願と一般では募集人数も倍率も劇的に違います。
1枚目の高校も2枚目の高校も、偏差値はほぼ同じです。
ですが、2枚目の高校を見て「入りやすそうだ」と考える成績中間層の生徒はいないでしょう。
さらに、もし一般受験のテストを受けたとしても、
試験問題が非常に難しいのです。
例えば、二松学舎高校という、大学附属の高校をご存じでしょうか。
偏差値はそれほど高くありません。
しかし、その入試問題はというと・・・
3枚目の写真をご覧ください。
こちらは、高校数学の「等差数列の一般項」の知識が必要です。
(もしくは自分でそれを編み出す能力)
学校の教科書には載っていません。
基本的な問題集にも載っていません。
発展テキストに載っています!
しかも、その範囲は・・・「中学1年生」です!
つまり、中学1年生の頃から発展テキストでの学習が必要ということです。
おわかりでしょうか。
そんな子は、中学校での内申が高いはずなので、
一般受験の必要がないのです!
単願推薦で受かります!
もし今の内申がオール3程度で、「内申が取れないなあ」と思っても、
内申狙いの方が、私立の一般受験よりもだいぶマシです!
提出物や先生との関係など面倒くさいことも多いですが、
ぜひ地道な努力を頑張ってください!
もしお手伝いが必要でしたら、斉学舎までご連絡ください。
いつでも相談・面談可能です。
ご連絡お待ちしております。