部活引退後からでも受験に間に合うのは〇〇力が高いから
「夏まで部活なんですけど、それからでも間に合いますか?」
皆さん、こんにちは。斉学舎塾長の斉藤です。
さて、中3、高3生は、受験まであと1年ありません。
もう「受験生」という意識で、本気で取り組まないといけない時期です。
この時期、保護者面談などで話題になるのが、上記の「夏まで部活だが、それからでも間に合うか」ということ。
皆さんは、どう思われますか?
指導側の意見を一言で表わすと・・・「人それぞれ」
間に合う場合もあれば、無理な場合もあります。
といっても、それで終わりにしては記事の意味がないので、どんな時に間に合う(間に合わない)のかを書いてみます。
夏からスタートで間に合う生徒
・読解力が高い
・2年生までの基礎が身に付いている
・処理速度、短期記憶の能力が高い
夏からでは間に合わないのは、上記に該当しない場合です。
3つ全てに該当しなくても、少なくとも3つ中2つの能力がないと厳しいです。
また、最初から偏差値的な目標が低ければ、間に合うことも多いです(定時制など)。
特に大事なのは「読解力」です。
読解力が低いと、教科書や解説が読めません。つまり、一人で勉強できません。
これは、サボっているなどではなく「物理的に読めない」ので、どうしようもありません。
教科書が読めないのであれば、一緒に読んであげたり、全ての問題を説明してあげなければいけません。
膨大な時間と労力と、授業料がかかります。
あまり現実的ではありません。
そして、読解力はある程度身に付けるのに時間がかかります。
人にもよりますが、1年・2年の単位でかかります。
ですから斉学舎では、読解力向上のため
*新聞スクラップ作成
*言葉調べプリント
*短文作成プリント
*教科書精読、音読
など、小学生のうちから毎週の宿題で出しています。
お子様が部活を頑張っている場合、「いつから頑張るか」が話題になったならば、お子様の【読解力】を基準に考えてみてください。