ある高校生の実感/小学生の勉強の大切さ/西葛西の塾 斉学舎
昨日の夜のことです。
もう長い付き合いになる高1男子との授業中。彼が問題を解く合間に
「先生、やっぱり小学校の時の勉強って大切だね」
と突然つぶやいたのです。
急に言われたのでびっくりしましたが、ようは今自分がこんなに勉強できる(成績だけでなく、集中力や忍耐力など)のは、
小学校5・6年の時に中学受験で鍛えられたからだ、ということが言いたかったようです。
授業の後も、彼といろいろ話しました。
高校生になり、勉強もどんどん難しくなっていくこの頃、1日に何時間も勉強しなくてはならないが、
中学受験の時に比べれば自分が大人になった分、まだ長時間勉強にも耐えられ、
「どのくらい勉強すればどの程度できるようになるか」がなんとなくわかるそうです。
実はこの「小5・6の時の勉強が大切」というのは、私が他の講師や保護者の方、今の小学生たちに口を酸っぱくして言っていることです。
もちろん、彼に言って聞かせた事があるわけではありません。しかし、彼は自分の体験から私と同意見に至ったのです。
確かに、中学受験の経験者とそうではない一般の中学生との間には、「勉強とはどうやるものか」という意識の点で、絶対的な差があります。
私は、決して中学受験だけを推すわけではありません。高校受験でも十分に成長し、結果を出すことは可能だと考えています。
ただ、そのためには小学校の勉強が何よりも大切です。
斉学舎の小学生には、高校受験を見据え、徹底したくり返し学習を行っていきたいと思います。