どうやって子供と接すればいいの?

みなさん、こんにちは。葛西の学び舎・斉学舎の瀧口です。

突然ですが、「勉強しなさい!」という言葉を言ったことがありますか?
もしもあるのなら、ぜひこの記事を読んでください。

今回は、斉学舎が親向けに配布している「コーチング」の内容をご紹介します。

子供への接し方  ~コーチングについて学びましょう~

 

 

子供との接し方について悩むことはありませんか?「ほめてあげたいのに、いつも叱ってしまう…」、「一日中叱っていてイライラする」、「何度同じことを言っても、子供が言うことを聞かない」…そこで、みなさんにはコーチングの基礎について学んでいただこうと思います

 

 

1、コーチングって何?

 コーチングとは、相手が「自分で考え」、そして「自発的に目標をするための行動を起こす」ことをサポートする会話術です。大切なことは、

 

子供が   ① 自分は生きている価値がある

     ② 自分は大切な存在だ

     ③ 自分は必要とされている

     ④ 自分は自分の問題を解決する能力を持っている

 

と信じることです。ちょっと仰々しく聞こえますが、この四つを信じることが一番大切なことです。

 

2、子供が自己肯定できるように!

 「子供と接するとき、『コーチ』として相手の成長のためにサポートする」ために何が必要か。

それが

 

「傾聴」・「質問」・「承認」

の三つです。

相手の望んでいる状態=現在の状態+行動にするために、

この三つのことを繰り返し行います。

 

ただし、コーチングの前提条件としてみなさんに覚えておいてほしいことがあります。

それは、

① 答えは相手の中にある。相手を自分の思うように変えるものではない

② 相手の可能性を信じる

③ 「他人は違う」もの

ということです。

 

3、「傾聴」の実戦 ~目指せ聞き上手!~

 「傾聴」という言葉って聞きなれないですよね?「傾聴」というのは「相手の今の気持ちや訴えたい気持ちを積極的に聞く」ことです。ここでは傾聴のポイントを説明します。

 

① 話しやすい環境を作る

子供が話しかけてきたら作業の手を止め、相手に顔を向けましょう。相手が話しやすい位置、距離で話を聞きましょう。

 

ExⅠ 真正面から見つめると居心地が悪いので、斜め45°程度に座る

ExⅡ 子供が学校での出来事を話そうとしたとき、料理の手を止めて向き直る

 

② うなずく

相手は「話を聞いているよ!」というサインを理解し、安心します。そのためにしっかりとうなずきましょう。ただし、あまりにわざとらしくうなずくと子供は察するので注意してください!

 

③ 相づちを打つ

「ふうん、そうなんだ!」「うん、うん」「へえ、そうなの?」「そのとおりねぇ」など、状況によって使い分けましょう。たとえ賛同できなくても「それはおかしいんじゃない?」などと否定から入るのではなく、「そう思っているのね」「そう感じるのもわかるよ」など、まずはいったん受け止めてあげましょう。

 

④ 話をうながす

「それで、それで?」「もっと聴かせてよ!」「それからどうなったの?」と、もっと聴きたいという気持ちを相手に伝えながら、相手に話の先を促しましょう。

 

 

 

⑤ オウム返しをする

相手の言っていることをそのまま繰り返してください。「あなたの言っていることを受け取ったよ」というサインになります。

 

ExⅠ 〇 子供「今日は〇〇したくないなぁ」→「そうか、したくないんだぁ」

   × 子供「今日は〇〇したくないなぁ」→「やらなきゃ仕方ないでしょ!?」

 

⑥ 共感をする

子供の気持ちを受け取ってあげましょう。相手の気持ちに寄り添ってあげましょう。大人になってしまっている私たちにとって、子供の話はなかなか共感しにくいものです。自分が子供の頃のことを思い出すとよいでしょう。上から目線の同情や、わざとらしい演技ではいけません。

 

⑦ 途中で相手の話に割り込まない

自分の考えを話して、自分の話にならないように。「答えは相手の中にある」です。

 

⑧ 自分の考え、思いとの比較や評価はしない

「他人は違うもの」です。それは親だとしてもです。自分の考えを強制しないようにしましょう。

 

⑨ 沈黙を受け入れる

気まずい沈黙があっても待ってあげましょう。子供と大人では思考スピードが違います。沈黙を受け入れ、ゆっくり待ってあげましょう。

 

⑩ ペーシングに気をつける

相手の話すスピードや雰囲気に合わせて話を聞きましょう。表情・姿勢・身振り・手振り・声の調子(明るい・暗い)など、色々と合わせられることがあります。

 

4、傾聴で注意すること

 

① 人生経験を面積に例えると大人の方が広いが、上から話すのはダメ。

 

 

ただし、人としては平等だが立場としては平等ではない

ということを相手にわからせておきましょう。

 

 

② 提案はするが相手を尊重する

自分の考えを押し付けるのではなく、あくまで相手を尊重しましょう。セールスではなく御用聞きという気持ちになりましょう。

 

③ コーチングは余裕のあるときに

親だって人間です。余裕のないときにコーチングしようとしてもうまくいきません。余裕のあるときにコーチングしましょう。

 

④ 子供の可能性を信じているか

頭では「子供の可能性を信じなきゃ!」とわかっていても、本当に信用するのは大変なことです。こまめに自分自身をチェックしましょう。

 

⑤ 子供をコントロールしようとしていないか

子供には子供の自我があります。いつの間にか子供をコントロールしようとしていませんか?

 

⑥ 問題解決のために自分がのめり込まない

 

⑦ 性悪説(原因追及)ではなく、性善説(目標と目的)を採用

5、質問上手になるために

傾聴をしたら次は「質問」です。これが意外に難しいんです。ここでは「質問上手」になるためのポイントを紹介します。

 

① 相手と良い関係・普通な関係・状況のときにコーチングをする

いくら上手にコーチングしても相手との関係が悪いときでは意味がありません。そもそもうまくいかないでしょう。コーチングは相手との関係が良好なときにしましょう。

 

② 承認・称賛する

相手のこれまでの努力や成果、未来へ向かう気持ちなどを出来るだけ承認・称賛しましょう。「頑張っているよね」など、現在進行形でほめるのがいいです。

 

③ 気持ちを未来に向ける質問を

「これからどうしたらいいかな?」・・・未来

「なぜ何もしなかったの!」・・・過去

悪いことをしたときに「なぜ何もしなかったの!」と問い詰めると、子供は条件反射で心を閉ざしてしまいます。

 

④ 否定的より肯定的な質問を

「どうしたらうまくいくと思う?」・・・肯定

「今何かはっきりわかっていることある?」・・・肯定

「どうしてうまくいかなかったの?」・・・否定

「何がわからないの?」・・・否定

同じことを伝えるにも、質問の仕方で捉え方は変わってきます。肯定的な質問をしましょう。

 

⑤ 答えやすい質問を

「今はどんな気持ち?」「どう思ってる?」・・・オープンクエスチョン

「反省してる?してない?」・・・クローズドクエスチョン(Yes? No?)

基本的にはオープンクエスチョンで質問を始め、抽象的でわかりにくいなら、「例えばうれしい・悲しい・つらいで一番近いのはどれ?」のように具体例を出してあげましょう。

 

⑥ 必要を感じたら意見や提案をする

あくまで押し付けないように、相手を尊重して意見・提案をしましょう。

 

 

⑦ アフターケアをする

後日、アフターケアをしましょう。「ちゃんと覚えているよ」と示してあげてください。

 

⑧ 良い結果が出ていなければもう一度

コーチング後に良い結果が出ていなければ、その改善策を考えるためにもう一度コーチングをしましょう。一度コーチングをしたからといってそのままにしないように。

 

6、質問で注意すること

 

① 人は「原因」ではなく「目的」をもって何かをする

× ~だから~した

〇 ~したいから~した

人は「原因」からは行動しません。「目的」から行動をします。「なぜしたの!?」としつもんするのではなく、「何をしたかったの?」と質問をしましょう。

 

② 最初に「どう感じているのか」質問を

例えば子供のテストが悪かったとしましょう。最初にどんな声をかけますか?

「今回テスト悪かったけど、自分ではどう思う?」→「じゃあ次回はどうすればいいと思う?」

のように、まず「どう感じているか」を聞きましょう。

 

③ 情報収集をしましょう

すぐに結論を出すのではなく、まずは情報収集をしましょう。

たとえば「もうすぐ結婚するうちの子供が全然料理が出来なくって困っている」

なんて相談をママ友から受けたらどうします?これだけじゃ全くわかりませんよね。

 

「もうすぐ」・・・いつごろ?

「子ども」・・・娘・息子?

「全然」・・・どれくらい?

「困っている」・・・誰が?

 

 

もしかしたら、「1年後に高級レストランのオーナーのもとに婿入りする自分の息子が、

日本では10年シェフ経験があるが留学して料理を学んだことはない、ということを息子本人っ

ている」という話かもしれないですよ。

 

 

7、ストロークをしよう!

 

ストロークとは、コミュニケーションの基礎となる考え方で「人とのやりとりや交流」のことです。

人は、意識するしないにかかわらず、他社と色々なストロークを投げたり受け取ったりしてコミュニケーションをしています。

また、ストロークは人との交流だけでなく、自分の存在を確認する上でも非常に重要です。子どもは、他人との肉体的接触を切実に求めます。医学者は、幼児が肉体的ストローク不足から脊髄萎縮を起こすことがあると指摘しています。

子供が成長するにしたがって、「接触の欲求」は「認知されたい」という欲求に変わります。肉体的ストロークに代わって、ほほえみ、うなずき、言葉、表情、態度など「私の存在を認めてくれている」というストロークを求めるようになります。このようなストロークは心の成長にとても良い刺激を与えます。

人は誰でも他者からのストロークを求めています。プラスのストロークを多く受けた人は、自信がつき「私はOK」という安定感を持ちます。一方、マイナスのストロークを多く受けた人は「私はダメな人間だ」と自己評価が低くなり、他者に対してもマイナスのストロークを多く使う人間になってしまいます。ただし、事実に反したプラスのストロークを受けすぎると自信過剰な人間になることが多いようです。

 

 

 

 

プラスのストローク

マイナスのストローク

肉体的ストローク

(肌のふれあい)

なでる

さする

抱きしめる

髪をとかす

スクラムを組む

肩を組む

手当てする

握手する

手をつなぐ

手をそえる

手を重ねる

腕を組む

 

なぐる

蹴る

つねる

押す

つきとばす

物を投げる

叩く

かみつく

ひっかく

 

心理的ストローク

(心のふれあい)

行動

言葉

行動

言葉

ほめる

励ます

あやす

うなずく

微笑む

話しかける

会釈する

挨拶する

おめでとう

うれしいよ

よかったね

お疲れ様

残念だね

気をつけて

感激したよ

皮肉を言う

にらむ

無視する

冷笑する

命令する

目をそらす

けなす

ばか

アホ

うるさい

あっちいけ

ケチ

間抜け

 

 

8、ストロークを応用しよう!

 

① マイナスのストロークは、相手の行為に対してのみ行い、人格攻撃にならないよう注意しましょう。

 

② ストロークは均等に、平等に与えるように

 

③ ミックス・ストローク(プラス・マイナスの混在)は非効果的です。

  ExⅠ「案外できるね」「やればできるじゃん!」「意外と若いね」「今日はきれいだね」

  それぞれ案外、やれば、意外と、今日は が余計!

 

④ 健全なストロークの環境づくりをしましょう

  ・与えるべきストロークが手許にあれば与えましょう

  ・欲しいストロークがあれば素直に要求しましょう

  ・欲しいストロークが来たら素直に受け取りましょう

  ・欲しくないストロークが来たら拒否することも必要です

  ・自分自身にもストロークを与えましょう

 

皆でプラスのストロークばかりを言い合えば、とても素晴らしい環境になりますよ!

9、I(私)メッセージとYou(あなた)メッセージ

 

Youメッセージ とは、 相手をやっつけるメッセージです

例えば批判、馬鹿にする、診断・分析、説教、指示、命令などです

 

相手の気持ちは、

罪の意識、良心の呵責、不公平感、拒絶された、無力感、自信喪失へと動いていきます。

 

ExⅠ 「またあなたはそんな事して!」

   「あなたもう絶対にやらないって言ったのに、どういうこと!?」

   「~君はいつも・・・」

 

メッセージ 主語を「私」に

  ① 行動・・・非難することなく私が腹立たしい原因を伝える

  ② 影響・・・具体的に「私」にどんな影響を与えるか伝える

  ③ 感情・・・ありのまま、正直に、率直に

 

Iメッセージのよくやる誤り

 ・最終的な解決策を言ってしまう

 ・人生はこうあるべきだと教訓を垂れてしまう

 ・苛立ちなど、愚痴を相手に言ってしまう

 

Iメッセージ

Youメッセージ

「私は~です」 自分の気持ちや考えを伝える

どちらかというとマイナスの話を伝えるときに有効

「先生は残念だよ」「私は悲しいな」

「私はあなたを誇りに思う」

「あなたは~よね」

相手を評価・分析するときに使う

プラスの話を伝えるときには問題なし

「あんたエライ!」

「君が一番だ!」

 

 

「他人を変えることはできない」の考えのもと、常に「私は」~してほしい、~と思う等と意識し、「それではどうすればいいのか」と建設的な方向に話を持ってきましょう。

 

<コーチングの流れ>

 

① 夢・目標を明確にする

  子どもの好きなことを見つける

  (質問例) ・好きなものは何?

        ・本当はどうしたいの?

        ・どんな自分になりたいの?

        ・どんな仕事をしてみたい?

        ・何をしている時が一番楽しい?

        ・5年後どうなっていたい?

 

質問者の考えや意見、印象と違っていても、決して相手の話を否定せず、認めること。

「出来る・出来ない」という可能性論ではなく、「子どもがどうしたいか」と質問する。

 

 

② 現状を明確にする

  今どういう状態にあるか質問する。その際、質問者の分析は入れないこと。

  (質問例) ・目標達成を10点満点とすると、今は何点?

        ・やるのを邪魔しているのは何?

        ・今回はどれくらい力を出せた?

 

③ ①と②の答えを比較し、目標と現状とのギャップを明確にする

 

④ 目標達成の方法を明確にする

 

  (質問例) ・「今が10点中4点だとすると、とりあえず7点ぐらいに上げるにはどうすればいいと思う?」

        ・「では自分を変えるために、今すぐできることは何ですか?」

 

⑤ 勇気づける

  目標は、持たせることよりも持続させることの方がはるかに大切。

  途中の励まし、フォローが重要です。

  (例) ・「あなたなら大丈夫」

      ・「ずいぶん進んだね。この調子。」

      ・「~日後に報告してください。楽しみにしていますよ。」

 

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緻密なデータと豊富な経験に裏付けられた指導! 瀧口洋介:斉学舎 教務部 部長

巣鴨高校・中央大学出身で中学・高校・大学の全てを受験した経験を活かし、
日々、生徒への指導の腕を磨く。
また、中高受験対策大手塾や大学受験専門塾の教室長時代に培われた豊富な知識を活かして
勉強方法や使用参考書の研究を行う。

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