「勉強=お金=幸せ」は本当か!?/葛西の塾【斉学舎】
皆さん、こんにちは。斉学舎代表の斉藤です。
さて、夏休み前の授業で中学生相手に話したことを書いてみます。
中学生の多くは親に「勉強しろ」と言われて勉強します。
むしろ、「勉強しろ」という言葉を言われたことがない子の方が、珍しいはずです。
勉強は「やらされる」のが普通。
だからこそ、私は生徒にこう言います。
どうせやらされるなら、「やらされる理由」くらい知っておくべき。
まず、令和2年の賃金構造基本統計調査(厚生労働省)を見てみます。
高卒(40歳男性)の平均年収が311万円なのに対し、大学院卒だと498万円です。
大卒でも416万円。年に100~180万円の違いです。
お金があると、時間に余裕ができます。もし、家事・育児が辛いとき、
ベビーシッターや家事代行業者にお願いできたなら、お母さんはとても楽になりませんか?
時間に余裕があると、心に余裕ができませんか?
心に余裕があると、他人に優しくできると思いませんか?
他人に優しくできる人は、幸せになりやすいと思いませんか?
少なくとも、その確率は高いでしょう。
つまり、「お金=幸せ」は、絶対ではありませんが、成り立つ可能性が高いのです。
そして、お金を稼ぐには学歴です。
これも、絶対のものではありませんが、データは嘘をつきません。
「学歴の差=年収の差」
これは、意見ではなくデータです。
もちろん、「俺は高卒だが年収高いぞ!」というお父さんがたくさんいるのは知っています。
私の父も定時制高校卒の職人ですが、バブルで散財しなかったこともあり、金銭面での老後の心配は必要なさそうです。
しかし、それはあくまで「その人個人」の話であり、「平均」や「確率」の話ではありません。
また、時代の違いもあります。
少なくとも、私は自分の生徒に断言できます。
「学歴は、無くても平気な場合もあるが、あった方が自分にとって得になる可能性が高い。理由はこのデータだ!」と。
是非皆さんも、
「幸せになる(確率を上げる)ために勉強するんだよ!」と自信をもって伝えてあげて下さい。