まずは○○を知ることから【成績アップの方法】
皆さん、こんにちは。斉学舎代表の齊藤です。
今日は、勉強以前の「常識」について
先日の中3授業でのこと。
解説の際、話の流れで、夜空の星の話になりました。
そして驚愕の事実が判明、、、!
・夜空の星が、太陽と同じ恒星ということを知らない
・そもそも「恒星と言われてピンとこない」
・星が水素の核融合反応で光っていることを知らない
・「核融合」も知らない
・光の速さが秒速30万kmを知らない
話が全く進まなかったので、私がした説明が
「太陽はね、めっちゃ大きい核爆弾がドッカンドッカン爆発して光ってるの!お星さまも全部一緒!」
理科の先生が聞いたら怒りそうな説明ですが、この程度まで大雑把にしないと話が通じませんでした。
この話、全て「中3受験生」の話です。
上記の話って、理科の話というよりも、いわゆる「常識」ですよね?
そんなに細かくは知らなくても、大体は知っている、そんなレベルのはずです。
ちなみに、この話は以前「小4グループ授業」でしたことがあります。
生徒が、素朴な疑問があるんですけど~?なんて感じで聞いてきたので、雑談として色々話しました。
理科や社会の授業は、ある程度の常識(先生にとっての)があるという前提で行われます。
以下に斉学舎の理社担当の先生と相談した「中1以上は知っているべき常識」について列挙します。
(とりあえず5個ずつ書いてみますが、本当はもっとたくさんあります)
辞書的な答えより、「およそのイメージがつくか」で大丈夫です。
ぜひお子様に確認してみてください。
【理科編】
・川の上流と下流の違い
・ろうそくの火はどこが熱いか
・マッチやライターの火をつけられる
・光合成とは(大雑把でok)
・重力や引力
【社会編】
・都道府県の名前と位置
・北は寒く、南は暑い(気温と緯度の関係)
・世界の国名と位置(有名どころだけでいいので)
・およその時代の流れ(奈良~江戸までの順番など)
・武士や公家と言われてイメージがわくか
かつて教えた生徒で、社会の教科書を「3行読んで説明する」のに1時間かかった子がいます。
承久の乱の説明で、
「武士・貴族・幕府・朝廷・領地」などのイメージが全く分からず、スマホで画像(武士など)を検索して一つ一つ説明していきました。
「朝廷の勢力を回復させようとした」とあったら、
「朝廷って?」
「勢力って?」
「回復するって何?」
「つまり何がしたいの?」
「政治って?」
「権力って何?」
こんな調子でした。
まさかそんな、と思われるかもしれませんが、実際にあったことです。
そして、別に一人ではありません。このような生徒は毎年何人もいます。
もちろん、支援級の生徒ではなく、全員普通級です。
多くの保護者の方は「そんなの覚えればいいじゃないか」とおっしゃいます。
ですが、そもそもそれ以前の問題のことが、たいへん多くあります。
斉学舎では、小学生には上記のような常識を、授業中に多く話します。
ですが、中学生はテストに追われるため、あまり話す余裕はありません。
もしお子様が「大人の考える、常識」を知らなければ、是非早めに対策を始めてください。