高校受験に向けたスケジュールはどのようになっているのか?①
みなさん、こんにちは。斉学舎塾長の齊藤です。
高校受験に向けて、中学3年生の生徒の皆さん及び保護者の方々の心配は並々ならぬものがあると
思われます。そして、意外と知っていそうで知っていない入試までのスケジュール。
2学期期末試験まであと少し。せっかくですので、入試本番までのスケジュールを簡単にご説明いたします
(都内の都立・私立高校に関するものです)。
(1)11月中旬ごろ…2学期期末試験
大半の高校では、2学期期末試験の結果をもとに成績を判断することになります(推薦試験の場合は
推薦基準として、都立一般入試の場合は成績の一部として。私立の一般入試は本番のテストの点数で
勝負となるので、関係はありません)。
(2)11月下旬~12月初頭…仮内申
2学期期末試験をもとに、仮の内申が出ます(通知表が配られるのは2学期の終業式の日)。仮内申を
もとに、中学校の面談で志望校を固めていきます。三者面談の前に、ある程度志望校の候補を考えて
おく必要があります。
(3)9月ごろ~12月…高校入試説明会・相談会
学校ごとによって時期は多少ずれますが、大体上記の期間内に複数回行われます。学校によっては説明会
や相談会に参加することで、推薦試験の基準となる内申にポイントがプラスされます。また、模試の結果
により合格の内定が出る場合もあるので、推薦試験で狙う学校がある場合は早めに参加する必要があり
ます。
(4)12月上旬~中旬…三者面談
仮内申のデータをもとに、中学校側と「このような学校はどうか」と志望先を話し合う最大の山場です。
中学校側は、生徒を確実に高校へ送り込むために、本人の実力より低めの高校を提示することもあると
言われています。本当に入りたい学校がある場合は、模試の結果や検定の合格証などを提示し、高校側
と交渉してもらうようにすべきです(高校によってはそのようなものを判断基準にする場合があり
ます)。
(5)12月15日からの数日間…入試相談
三者面談の結果をもとに、中学校の先生が各高校へ出向き、推薦のお願いをするものです。私立高校の
単願推薦・併願推薦の場合、ここで高校から合格の内定が出ます。内定が出た場合、余程のことがない
限り合格はできます。
都立の推薦試験は1月下旬に行われますが、こちらは調査書及び集団討論・個人面接、小論文または
作文の結果を総合的に判断するため、実際に試験を受けるまで合否は不確定です。