〇〇経験者は、なぜ成績低い?/葛西の塾【斉学舎】
皆さん、こんにちは。斉学舎代表の斉藤です。
さて、今回は小学生の時に習い事を頑張ったのに、意外と中学校で成績が振るわない生徒のお話。
「英会話」について!
近年、英語の四技能の話が広まり、低学年から英会話を習っているお子様は増えています。
ちなみに、私の娘(2歳半)も英会話の勧誘を受けたことが何回もあります。
しかし、「低学年から英語に触れているのに、中学校に入ってから英語の点数が取れない」というご相談を受けることも、また増えています。
なぜ取れないのでしょう?
なぜ英語好きにならないのでしょう?
理由は簡単。
「英会話では足りない」
ただそれだけです。
確かにリスニング力はつきます。その点では効果あり!
しかし、「中学校で点が取れる英語」からは遠いことが多いです。
中学校の英語は、いまだ「書き」中心です。
新しく作られたスピーキングテスト(ESAT-J)も、「文法通りに話せたかどうか」が重視されます。
今の「積極的に話せるようになろう・英語に親しもう」という、
ある意味<真っ当な>英会話では対応できません。
そのため、英会話経験者では、「聞くこと」には慣れているけれど、「書いて練習する」ことには慣れていません。
慣れていないから、覚えられない。
覚えられないから、やりたくない。
結局、英会話経験者であったとしても、他の未経験者と同様の練習が必要になります。
「英会話をやっているから大丈夫」と考えるのではなく、
英会話をやっているから、「リスニングだけ慣れている」というだけのつもりで対策をしましょう。