学校説明会に行こう!
みなさん、こんにちは。葛西の学び舎・斉学舎の瀧口です。
三月になって、斉学舎では一足早く生徒たちの学年がアップし、新しい受験学年の生徒たちには「学校説明会に行ってこい!」と話しています。
しかし、いきなり「行ってこい!」と言われても何をしていいのかわからないので、斉学舎では次のようなプリントを配布しています。
「志望校は決まった?」「自分に合った学校を選びなさい!」なんて言われても、そもそもどんな学校があるかもわからないし、ネットや本だけじゃわからない…そんな人は学校説明会に足を運びましょう!学校の特色を理解した上での学校選びが大切です。「お母さんがここを薦めたから」「偏差値的にこれぐらいかな」なんて受け身な学校選びはやめましょう。3年間、実際に学校へ通うのはあなた自身なんですよ!
説明会参加までの流れ
- 予定を立てる
前年度の説明会開催月を参考に、3~1か月前に各学校のホームページなどで今年度のスケジュールをチェック。中学校・検定・模擬試験などの予定と照らし合わせて、説明会参加の予定を立てましょう。通常、学校説明会は年に複数回あります。だからといって、「ギリギリまで行かなくていいや」なんて思わないように!最後の説明会が模擬試験などに被ることだってあるんですよ!さあ、今すぐホームページをチェックしろ!四月中には説明会に行けるようにしよう!
② 申込
参加する学校が決まったら、各学校のホームページから予約申し込みします。往復はがき・電話・FAXなどでも申し込みできる場合や、予約不要の学校もあります。「ホームページみてもよくわかんない」って人は斉学舎の先生に相談しましょう。
③ 最終確認
説明会前日に、再度ホームページで開始時間・開催場所を確認しましょう。申し込みの人数により開催場所が変更になる場合もあります。当日の朝に慌てないように、必要なものも確認しておきましょう。
※ 持ち物
制服・生徒手帳・筆記用具・メモ・手提げ袋(A4の資料を配布されることが多い)
必要な場合は上履き・外靴入れなど
移動の際はスイカやパスモなどを利用するのをオススメします。夏場の合同説明会での飲み物は必須!
これで説明会に参加できるね。「そもそもどの学校の説明会に参加したらいいかわかんない…」という人はいるかな?自分が高校に何を求めているか、しっかりと考えているかな?「都立なのか私立なのか国立なのか」「全日制なのか定時制なのか」「普通科なのか専門学科なのか総合学科なのか」「学年制なのか単位制なのか」「進学実績を重視するのか」「自分が入りたい部活動はあるのか」「通学時間は何分以内が限度なのか」「共学なのか男子校なのか女子校なのか」「進学校なのか大学附属なのか」…他にもたくさんポイントはあります。自分の中の譲れないポイントをしっかりと考えて下さい。
そもそも学力レベルが足りていないと選ぶことすらできないけどね…オール3以下は本当に選択肢がないと思ったほうがいいですよ。
説明会って何をするの?
① 学校紹介
校長先生などの先生方から、学校の歴史・建学の精神・教育方針や、力を入れている教育活動・学校行事、近年の進学実績などについて紹介されます。在校生による学校紹介や映像での紹介を行う学校もあります。
T先生は高校受験では第一志望に落ちてしまい、第二志望に進学しました。第二志望は進学実績しかまともに見ておらず、実際に入学した後に「ふんどしで遠泳」「夜中に山道を50㎞走る」「真冬に朝7時から柔道」なんて行事があることを知りました。いや、マジでふんどしはキツイよね…みなさんもこんな目にあいたくなければ、「進学する可能性のある学校」はしっかりとチェックしておきましょう。
② 入試説明
都立高校ではあまりありませんが、私立高校では多様な入試方式が採用されています。また、前年度から入試方式の変更を行ったり、推薦・併願優遇の数値を変更したりする学校もあります。よく理解できないことや疑問に思ったことなどは、質問形式でメモをとっておきましょう。
推薦・併願優遇の数値は合否に直結することなので、絶対に間違えないように!また、説明会に行く前に自分の「3科・5科・9科・換算の内申、持っている検定、欠席・遅刻の回数・生徒会・委員会活動、部活動の実績」などはメモしておきましょう。推薦・併願優遇などで加算されたり、逆に受験が不可能だったりすることがあります。
③ 学校見学・個別相談
多くの学校では、説明会終了後に学校見学を企画したり、個別相談の時間を設けています。特に、個別相談は学校の先生と直接話すことができる絶好のチャンス!
都立ではありませんが、私立では推薦・併願優遇の数値が足りなくても入学させてくれることがあったりします(斉学舎の生徒でもありました)。個別相談を逃す手はありません!
説明会にもたくさんの学校が集まって行う「合同説明会」があったり、体験入学・見学会や、文化祭の一般参加など、学校を知る機会はたくさんあります。
「どんな学校があるかわからない」なんて言っている人は、ちゃんと調べたのかな?
高校は義務教育ではありません。地元の小学校から中学校へ進学というように、自分で何も選択しないというわけにはいきません。高校が変われば人生は変わります(どの学校がよいかはわかりませんが)。高校に進学して何か嫌なことがあって、「だからこんな学校は嫌だったんだよ。お母さんは薦めたけどさ」のような無責任な言葉が出ないように、しっかりと自分で選んでください。そして、アドバイスが欲しいときには斉学舎に来てください。
説明会ではここを見ろ!
- 教育方針・校風
私立にはそれぞれ設立者の建学の精神があり、これに基づく教育を行っています。学校によって多種多様な校風があるので、かならずチェックしましょう。また、都立においてもそれぞれの学校に応じて伝統があります。色々な学校の説明会に足を運んで、それぞれの学校を比較することが大切です。
- 進路指導・カリキュラム
進路指導は高校教育の柱の一つ。どんな進路学習やキャリア教育を行っているのかは、志望校選択の上でも重要なポイントの一つです。自分の希望する進路が実現できるような進路指導が行われているか調べてみましょう。
また、カリキュラムも志望校選択の上で大事なポイントになります。どの教科を重視し、どういう科目編成なのか、選択科目にはどんなものがあるかなどをでその高校の特徴がわかってきます。放課後の補習・補講、長期休暇中の講習など、学習面のフォロー体制が整っているかも重要なチェックポイントです。
⓷ 部活動・学校行事
高校入学後は、勉強だけでなく部活動や学校行事にも力を入れたいという人は多いでしょう。部活動は、同じ種目などでも雰囲気や方針は学校それぞれなので、体験入学があれば積極的に参加してみましょう。良い指導者がいるかどうかが大事なチェックポイントです!
学校行事に力を入れる校風かどうかは、文化祭や、可能であれば体育祭も見学し、在校生の取り組み方や展示物をよく見るとわかります。また修学旅行や勉強合宿など、宿泊行事についても調べましょう。学校行事はその学校の特色が現れるので、見学不可の行事も含めて高校のパンフレットやホームページなどで確認するとよいでしょう。
⓸ 生活指導・校則
都立高校の生活指導は、全般的に私立高校と比べて自主性を重んじる傾向があります。が、近年では細やかに生活指導を行っている都立高校も多く、特に服装や頭髪の指導については一概に、「都立は緩くて、私立は厳しい」とも言い切れません。また、社会に出た後も大切な挨拶の指導を徹底している学校もあります。斉学舎も挨拶は徹底していますね。
基本的に生徒の自主性に任せているというような学校でも、もちろん「なんでも自由にしてよい」というわけではありません。自分で責任をもって自律の精神を持つことが生徒には求められています。自由の意味をはき違えないでください。
校則が厳しかろうが自由な校風だろうが、高校生活を充実したものにするには規律正しい生活が必須です。細やかに指導されるか自らの責任で行動するかの違いと考えましょう。
基本的には偏差値の高い学校の方が自由で、低い学校の方が厳しい、という傾向があります。理由は自分で考えてみましょう!
⑤ 施設・設備
一般的に「私立は施設が充実していて、都立は施設がショボい」です。あくまで一般的にですが。以前、生徒が県立の「希望が丘高校」に高校見学をしに行ったのですが、あまりのショボさに「絶望が丘高校」と言っていました。
3年間通う高校の施設の充実度は、勉強や部活動に励むうえで重要なポイントになります。最新鋭のパソコン教室や数万冊の蔵書を誇る図書館など、学校によって様々な施設があります。
最近では都立でも「多摩科学技術高校」などのように設備が充実している学校や、冷暖房が完備されている学校も増えてきています。説明会で必ずチェックしましょう。
⑥ 学力レベル
自分の学力レベルより高すぎるとそもそも合格できませんし、あまりに低すぎる高校だと授業に退屈してしまします。入学できればどこでもよいというような考えでは、自分に合った高校は選べません。自分の学力がどの程度なのか把握し、三年間高校生活を続けていくことが出来るのかを考えましょう。そのためにも模擬試験には積極的に参加してください。どの模擬試験を受けたらいいかわからなければ、すぐに斉学舎に相談しましょう!
⑦ 通学時間
どんなに気に入って素晴らしい学校でも、片道2時間以上かかるようでは負担は大きいでしょう。通学時間も考慮に入れましょう。
ただ!「片道45分もかかるから無理!」などの、甘っちょろいセリフを吐く人が多いように感じます。ちょっと考えが甘いんじゃないかな?通学時間を学校選びの最優先事項にしている人が多すぎるように思います。もっと見るべきことがあるんじゃないかな?
⑧ 選抜方法
都立入試ならば「推薦」と「一般」しかありませんが、私立・国立を受ける場合には様々な選抜方法があります。推薦だけでも「単願推薦」「併願推薦」「自己推薦」「スポーツ推薦」などがあります。一般入試だって「第一志望優遇」「併願優遇」「オープン入試」「特待生入試」などがあります。課される入試内容も様々です。
事前によく調べ、万全の体制で臨みましょう。
みなさんもこれを読んで、どんどん説明会に行きましょう!
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緻密なデータと豊富な経験に裏付けられた指導! 瀧口洋介:斉学舎 教務部 部長
巣鴨高校・中央大学出身で中学・高校・大学の全てを受験した経験を活かし、
日々、生徒への指導の腕を磨く。
また、中高受験対策大手塾や大学受験専門塾の教室長時代に培われた豊富な知識を活かして
勉強方法や使用参考書の研究を行う。
君たちに必要なデータ、演習すべき問題はすべてこちらで用意してあるよ!
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